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第21話

3月2日(月)。
夜、今日あったケーキの話をパパにする。
最初笑っていたパパも、最後は黙ってしまった。

お義母さんからはせかされ
パパからは腹くくれといわれる。
う〜〜〜。

いいなぁ・・・と思うのと、買えるってのは別ものという気がする。

翌日、お義父さんはパパに車で送ってもらい病院に行った。
退院は早くても3ヶ月後だとか。

そして家も決着がついた。
結局「買わない」=出て行かない。
    ↑買えないってのが正直なところ。
銀行からもOKはもらったものの
月々支払いが出来るか結局のところ不安だった。

そしてまた不安材料の一つだった瑞穂の耳鼻科通いが始まった。
この耳鼻科通いで月5万もの出費が3ヶ月も続いたことがあった。
今でこそ3歳未満の医療費は還付されるけど、このときはまだ駄目。
会社は遅刻した分お金はもらえず、通院費だけがかさむ。
こんな状況にまた陥ったひには、破産である。

ま、耳鼻科通いは12日には一段落。
ほ〜・・・・っと一息・・・つけないんだな、これが。

3月15日、日曜日。
夕食後、トイレに行く。

ふと、下着を見て思う。

あらら、きちゃった、やだなぁ・・・

そう思って、生理用品に手を伸ばし、はっとする。
来るわけないじゃん!今妊娠中だぞ!!!

じゃこの出血は・・・??!!!!

はっきりいって、出血の量は半端じゃなかった。
気合入れて洗っても、多分もう使えないだろうなぁ・・・この下着
・・・ってな位。
というか、この出血、なんで気がつかなかったの!!?
って感じなんだけど。

一瞬の内にいろんなことが頭をよぎっていく。
淡白がでなくてよかった、なんて思ってた、前回の
検診時の私を思い出し、真っ青になる。
淡白どころが、出血しちゃったよ〜。

うわ〜ん、どうなってるんだ〜、あかちゃ〜ん!!!
(T_T)

                            続く

 

  

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
感想メールです。

 「出産体験記Uを読みました。瑞穂ちゃんがお腹の中にいた時の
 ことを覚えていた、という話に感心して、マルコ(家のダンナ)に
 教えてあげたところ、「ルカ(私のお腹でただいま成長中の赤ん坊
 の名前)、パパの車のナンバー・プレートを今から言うから、
 覚えておけよ!生まれてきたら聞くからな!」と真剣に私の腹に
 向かって話しかけてました。覚えてっこないだろーが。。。
 ところで、日本でも派手な名前を持った子供が最近多いね。
 この間「たまごクラブ」の赤ちゃん紹介の写真を見ていたんだけど、
 名前の漢字が懲りすぎてて、ほとんど読むことができなかったよ。。
 でも、イタリア人の日本人のハーフの子は、アンジェロ、セルジオ、
 マルチェロ、サブリナ、チェレステなぁんて、もっとド派手な名前の
 子が多いです。みんな可愛いよ。家の赤ん坊も女だったら
 クラウディアになるところだったし。。。
 ははは、母親に似て、鼻の低いクラウディアだったらどうするんじゃい。
 イタリアからでした。」

ハーフの赤ちゃん。
楽しみ楽しみ。
名前ねぇ・・・。
ド派手なの多いよねぇ・・・。

で、もう一通。

 「こんにちは。
 うわーん、どうなっちゃうんですか〜赤ちゃん!
 滅茶苦茶心配じゃないですか。 
 現在元気でいることを知っていてもびっくりしちゃいます。
 どきどきです。
 早く続きを下さい〜!
m(__)m

ってな訳で続きです。第22話です。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


第22話

トイレを飛び出し、まずは下着を取り替え、下に行き、パパと
お義母さんに理由を説明し、お義母さんには
夕食の片づけをお願いして、とにかく横になった。

そして布団の中から病院に電話した。

 「出血は今はどうですか?」
 「・・・わかりませんが、だらだら出てるって感じではないです。」
 「じゃ、明日午前中にこられますか?」
 「いきます。」
 「お待ちしてます。」

ま、とにかく安静にしてくれとのことだった。
明日検診になるだろうに、お風呂に入れないのは辛い。
ま、仕方がないけど。
それでなんかあるよりはましだ。

翌日、自分で運転して病院に行った。

 「あれれ、ほんとに出血してるねぇ・・・。」
 「・・・。」

実はあの後、若干の出血を見る程度で
もうとまったものと勝手に思っていたのだが
内診でまだ出血の確認ができるらしい。
ううん、なんでさ〜。

 「なんでなんでしょう。」
 「は?」

先生も不思議がっていた。

 「子宮口はしっかり閉じてるし、出血するようではないんですよ。」
 「でも昨日は・・・。」
 「いや、でも今も出血してるんですよ。」
 「はぁ・・・。」
 「なんでなんだろうなぁ・・・。」
 「なんでなんでしょう・・・???」

不思議体験状態の先生だった。
先生がわからないもの、こっちがわかるもんか。

 「ま、出血が止まるまで、そうですね、1週間は安静にして下さい。」
 「
1週間!!?
 「入院もできますけど。」
 「入院!!??
 「家にいると、絶対動かずにはいられないって状況だと安静には
 できませんからね。ましてお子さんがいると特に。」
 「あぁ、そうですね・・・あ、でも母がいるので大丈夫だと思います。」
 「じゃ、入院はしないでもOKですね。」
 「はい。」
 「安静にしてくださいよ、何があるかわかりませんから。」
 「はい。」


3月。
それも今週は年度末。
棚卸があるのだ。
それをばっくれるって???

入院だと〜。


入院・・・。
瑞穂の時の「楽しくない入院生活」が思い出された。
この子もこの1ヶ月辛かったに違いない。
ほ・・・っとしたこの10日間あまり、反動がきたのかも。

ごめんね、チビちゃん。




家に帰ってお義母さんに訳を話し、ブツブツ言われたけど
とっとと布団にもぐりこむ私がいたのでした。

                            続く

  

  

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感想メールです。

 「そういえば、ホーム・ページの更新、5月までお休みということだけど、
 すっごく忙しいみたいね?
  産前・産後のお話が終わったら、今度はぜひ育児日記も公開してもらい
 たいと思っているんだけど。育児本とかより、経験談を聞いている方が
 よっぽどためになるからね。
 日本は相変わらず寒いようだけど、今日こちらは雨です。
 北イタリアに住んでいるというものの、海に近いせいか、雪はまだ一回
 しか見ていません。マルコは今日、スペインのマドリッドに日帰り出張で
 行ってるんだけど、あっちはすっごい良い天気だって言ってたから、うら
 やましい限り。
 私は今日早起きをして、久しぶりに美容院に行きました。本当はパーマを
 かけたかったんだけど、美容師に妊娠中はダメと言われてしまったの。
 日本の育児本には禁止されてるなんて書いてないのにねー。という訳で、
 仕方なくシャンプー・カットだけお願いしたんだけど、髪の毛を乾かしている
 間に、なんだか貧血気味になってきて、「ちょっと外の空気を吸わせて。」
 とお願いして立ち上がった途端、目が廻って倒れてしまったのよ。貧血で
 ぶっ倒れるなんて、数十年前に小学校の朝礼で一度経験しただけだった
 から、周りのお客さんより、私本人が超びっくり。幸い美容師さんは、救急
 医療の知識のある人だったので、すぐに私を床に寝かして、足を持ち上げ
 てくれたから、すぐに気分は良くなったんだけど、いやぁ、恥ずかしいのなん
 のって。妊娠中は何が起こるかわかんないねー。
 歌と言えば、マルコは「バナナの歌」がお気に入りなので、2人で「バナナン・
 バナナン・バァナァナ!」って良く歌ってます。赤ん坊が覚えてくれているか
 どうか将来聞くのが楽しみだわ。それでは、またメールするね。」

バナナの歌といえば・・・。
旦那が二人目の子供がお腹にいる時
よくお腹に向かって歌ってました。ただし歌詞はこう。
♪バナナが一本、バナナ二本、バナナが三本バナナ四本・・・
ただバナナが一本ずつ増えてっちゃうんだな、これが。
そんな変な歌をお姉ちゃんと歌ってました。

で、生まれて、そんなことはすっかり忘れて1年あまり。
ある日、大倭がお風呂で歌いました。

 「♪バナナが一本、バナナ二本・・・・」

?!
その頃は旦那も瑞穂もこの歌、全然歌ってなかったんです。

 「どうしたの?なんの歌?」
 「バナナのうた。」
 「保育園で歌ってるの?」
 「うーんとね、保育園はちょっと違う。」
 「♪バナナが一本ありました〜?」
 「うん、そう。」
 「じゃ、なんで二本とかいうの?」
 「へへへ・・・わかんな〜い。」

胎内記憶・・・?


なんて事がありました。
さてさて、余談はともかく、続きです。
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第23話

布団に入って安静・・・。
なんて難しい。

だって、自分では出血してる感覚ないし
体調不良って感じでもない。
なのに安静にしなきゃいけない。
う〜。
辛い。

病院で、マタニティ雑誌の「たまごクラブ」を購入しまして、
隅から隅まで読みあさりました。
一人目の妊娠時は、ほぼ毎月のように買っていた「マタニティ雑誌」。

なのに、今回はこの本がはじめてというありさま。

この差って・・・。




なかなか布団には入っていられないけど
うとうとしては、本を読み、を繰り返し
なんとか出血が止まるのをまちました。

待つしかないんだもんねぇ・・・。

ついでに名前の字画調べたり
なんてこともやってました。

男の子だったら「倭」(やまと)
女の子だったら「倭子」(ねこ・やこ・わこなどなど)
とにかくこの字をを使うことだけは譲れないって
感じだったのでこんな感じのリストがあがっていました。

ふむふむ。

「倭」は人名漢字なので
なんて読んでもいいんだよね・・・。

さてさて。

どんな名前になるのかなぁ・・・なんて
想いながら安静にしていた私でした。

ちなみにお腹の子供の性別はいまだに不明。

どうも病院今回はわかったら教えてくれるようなので
二つ名前考える手間が省けるので聞くつもりです。

はてさて、どっちなんだろうなぁ・・・。

そんなことを思いながらの「安静」の上田さんでした。


                           続く

  

   

第24話

疲れてたんだなぁ・・・としみじみ思う。
とりあえず安静にして2日目で血は止まった。

3日目には一度も確認できない。
よっしゃ。
4日目に通勤を開始する。普通の生活に戻した。
多分病院に電話いれたら、まだ早い!!
お叱りをうけるかもしれないけど、こっちも
生活かかってるんだもの、無理しない程度にやる。

棚卸も無事に終わり、今年の社員旅行はグアムだと
いう話題で盛り上がる。
何??
私は行けないのにグアム???

この不景気に、すごい会社。

棚卸が済んで、ほっとしたのもつかの間。
今度はお義母さんが倒れてしまった。

トイレでがくがく手が震えてとまらない。
血尿が出る、というのだ。
会社から帰ってそれを聞き、即座に夕方やってる病院を探して行く。
もちろん保育園のあとなので、瑞穂も一緒。
瑞穂は自分が病院にかからないので不思議がっていた。
まして、普段いかない病院だからロビーではしゃいでいた。
病院は割と混んでいた。

お義母さんは一番最後だった。
疲れからくる風邪と、腎炎では??との事。
詳しいことは検査の結果が出ないとなんともいえないということだった。
ま、しばらく「安静」らしい。
なんだかんだいっても、お義母さんも疲れていたのだ。
お義父さんの入院とかもあったしね。
しかし、私にしてもお義母さんにしても倒れるまで
頑張るんだから・・・。
変なとこ似てるんだよね、ほんと。
・・・。


それにしても、次から次へと、今年は厄年かい??
と、よくよく考えたら厄年だった
そうだ、厄年じゃん!!
お正月にちゃんと厄除けしたのに。
効かないなぁ、もう。

はぁ・・・・。

厄落としになるという出産。
見事厄落としになるといいなぁ・・・・。
切実に思う私がいたのでした。



                           続く

  

  

第25話

3月25日(水)・午前中検診。
自分で車で会社を休んで朝一番に行くと
1時間くらいで終わる。
土日だと最低でも3時間かかることを思うと
なんて楽なんでしょう。
32週と1日。
8ヶ月終わりです。

出血は確認されず、ほっとします。
でも相変わらず逆子です。
先生はお腹の前でう〜んと腕組み。
そして言った。

 「戻すか。」
 「へ?」

先生はお腹に手をやり、ぐいぐいとまわす。

 「よし。」
 「へ?」

その間30秒あまり。
更にぐるんとまわした形跡なし。
これで逆子が戻るって??
マジ??

でもその後、特に言われなくなったから
戻ってるんだろう・・・。

こんなに簡単に戻るのに、なぜ「逆子体操」とかって
あるのかしら・・・???
自然に戻ったほうがいいってだけのことなのかなぁ??
不思議。


3月16日の検診から10日あまりで
1キロ増。
ちょっといけません、と注意されました。
「安静の日々」がいけないのよー・・・・と心の中で思う。


 「性別聞きました?」
 「いえ、まだです。」
 「二人目ですし・・・。みてみましょうか?」
 「お願いします。」

わお、やっとわかるチビちゃん。
男の子かな?女の子かな?
わくわくわく・・・・。

 「ありゃ・・・。」
 「へ?」
 「かくしてるなぁ・・・。」
 「隠してる?」
 「ほら、背中向いちゃってるよ。」

先生はモニターを指差していう。
さっぱりわからない。

 「う〜ん。」

先生は角度を変えてうなっている。

 「男の子かな?」
 「男の子?」
 「う〜ん。」

しばらく沈黙ののち先生は言った。

 「また来月見てもらって。」
 「は〜い。」

かくして、男の子?という疑問のまま8ヶ月の終わり検診は
幕を閉じたのでした。

                      続く

 

 

第26話

平成10年4月5日・日曜日。
いいお天気なので、自転車で近くの桜の名所に行く。
2台で、えっちらおっちら30分弱で到着。
車で行こうものなら、渋滞で1時間かかっても
つかないかも・・・って感じの場所。

花見自体はよくわかってないようだけど
とうもろこしを買ってもらったりして
うれしそうな瑞穂。

つかれたのか帰りの自転車で寝てしまいました。
ちなみにおばあちゃんは、おじいちゃんの入院してる病院へ
土曜日にいってて、妹のところに泊まっています。
身体の調子は少しずつよくなっているようです。
が、手と足が痛いので、大きな病院でみてもらうとの事。
大事にならなければいいんですけど。

私の方はすこぶる好調。
チビちゃんも元気にけりまくってます。
こころなしか、瑞穂の時よりもけりが強い気がします。
不意にけられると、うげっ!とか、ぐっ!なんて
変な声が出てしまいます。

そして更にそのせいかは不明だけど
トイレが近い!!!
頻尿になる、とはよく書いてあったけど
実際、一人目ではそんなに感じなかったのに
めちゃくちゃ近い。
10分前に行ったのに、もう行きたい、ってな状況。
これじゃ出かけられないじゃない。

出かける時は、1時間位まえから
水分とらないようにしないと駄目。
なんて面倒くさい身体になってしまったんだー
(T_T)

遠出ができなくなってしまった哀しい私。
でもしかし、今月は群馬の友人宅におじゃまの予定。
どうするんだよー、トイレ−!!!!

なんて不安がつきまといながら、日々を過ごす私でした。

                          続く

  

  

ご無沙汰してます。
やっと配信開始です。この3年前の体験記の中では
結局話だけになった「お引っ越し」が、この度現実になりました。
そんなこんなでバタバタしておりました。
パソコンもやっと打てる状況になりつつありますので
滞っていた配信もやっとスタートです。

さて、最初はメールの紹介です。
 「こんばんはー
 今日は長男の入学式でした。何だか疲れちゃったわよ〜
 だって最後の方は飽きちゃってるし、お腹空いてるし
 段々みんな落ち着きがなくなって来るのがわかるのよねー
 気が付いたらうちの子もふざけてて、誰も居なかったらゲンコツものだわ。
 明日から来週までは早く帰って来るの。10時30分下校よ!
 行ったらすぐに帰って来るの。来週は11時30分下校、その後
 13時10分下校ってなって行くんだけど、一週間ちょっとは
 途中までお迎えに行くのよ。ちょっと面倒だけどとにかく幼稚園の
 送り迎えが無くなっただけでも全然違うわよー
 給食も慣らして行くので
 1日目は牛乳、2日目は牛乳とパン・・・ってなって行くんだけど
 最初から普通に食べさせて欲しいわーー。」

ってこのメール読んでびっくりしちゃいました。
だって、給食までもが「
慣らし」を行うなんて。
で、それじゃ過保護すぎでは??と返事をしたところ
こういう返事が来ました。

 「学校給食、やっぱりそう思うでしょ〜
 最近の子は甘やかされているから私達の時とは全然違うのよね。
 親も叱らない人が多いし、何かトラブルあった時も自分の子は
 悪くないし何かあれば何でも人のせい。子供の喧嘩にいちいち
 出て来る親も居るし、全く無関心でお話にならない親も居るし。
 習い事をやたら沢山やらせている人も居て、肝心な躾を家庭で
 やらないで、幼稚園や学校任せの親も居るわよー。
 自分もそう思われているかも知れないけど色んな親子が居るわよー
 最近はやっぱりバツ1が多くなって来たし、外国人も増えて来たの。
 学校の先生の移動もすごく多くて、おかしな先生も居るんだわ。」

だそうです。
外遊びが「宿題」になる時代ですからねぇ・・・。
なんだか困ったもんです。
と思うのは私だけ???

そうそう。
妊娠実況中継(笑)の方からもメールが来てました。

 「無沙汰してます。
 切迫早産で昨日まで入院してたんで、
 1か月分の体験記を読み上げたところです。
  2月9日・28週の検診の時に子宮口が開きかけてるので
 安静にして下さいなんて言われてしまって。
  やっと8ヶ月に入ったばかりでそんな馬鹿なって感じだったんですけど
 とにかくそんなに早く生まれてしまったら超未熟児ってヤツに
 なってしまうじゃないですか。
 4月になったら産休+3ヶ月の育児休暇をもらう予定でいたので
 休みに入るには早すぎるし、上司に事情を説明して
 受付業務を控えさせてもらう事にしたんですけど、
 やっぱり仕事に出れば座りっぱなしってわけにはいかず、
 医者に行く度、開きが進行したよって言われて・・。
 悩んだ末に有給全部使い切って早めに産休入ることにしました。
 それでも家にいると遊び盛りの息子を追いかけたり何したりと
 安静にしてるってのも難しく、家族に進められて入院することに
 したんです。38日も入院してました。
 もともと病気とは縁がうすいんで入院なんて上の子のお産の時くらいしか
 記憶にないくらいなのに、ずっと点滴してる自分が不思議でした。
 なんか、赤ちゃんが2週間分くらい小さいとか、羊水が少ないとか、
 いろいろ言われてるんですけど、もう少しで37週に入るんで、
 あとはいつ生まれても問題はないみたいです。
 赤ちゃんは、女の子らしいです。
 上の子は36週で生まれたんですけど、私が早産しやすい体質とか
 なんでしょうかね?
 入院中、いろんな人が入退院してくのを見てました。
 私みたいに、8ヶ月頃子宮口が開いて来ちゃった人や、
 羊水が少しずつ出てしまっていたけどなんとか予定日に無事出産した人、
 7ヶ月で破水して赤ちゃんをあきらめた人・・。
 妊娠出産て大変な作業なんだな、と改めて考えちゃいました。
 では、またメールしますね。」

おやおや、大変でしたね。
でも大事なくて良かったですね。
などと返事を書いたそうそう・・・・。

 「4月18日PM11:25頃、元気な女の子が生まれました!
 超スピード出産でした(^^; 
 11時10分頃病院に着いて15分にベッドの上で先生の診察を受けて
 子宮口8cm大、分娩台に移動して25分に赤ちゃんが生まれて
 30分に胎盤が出ました。先生も診察時に明日の朝くらいには
 生まれるかなって言ってたくらいだから驚いてました。浣腸も尿取りも
 会陰切開の暇さえなかったんで破けてしまいました(ToT)
 後腹と縫った所が痛いです。今日母親学級予定してたから
 呼吸法を学ぶつもりでいたのに間に合いませんでした。」

というメールが来ました。
わぉ!!!
おめでとうございま〜す。

あとはイタリアの友人から無事出産のメールをまつばかり。
無事出産の報告まってるからね〜。
では第27話です。


第27話

4月後半。
友人の家に遊びに行った。
名目は出産祝い。
彼女は1月13日に第二子を産んでいました。
男の赤ちゃんです。

結婚して、旦那さんの実家の群馬・前橋に引っ越し
今回2世帯住宅を建てて、同居と相成った友人で
劇団仲間で、看板女優でした。
抜けられるのはか〜なり痛かったけど仕方ありません。
彼女の旦那さんに対する
惚れ込みようは尋常ではなかったし・・・(笑)

ちなみになれそめは学校の先輩後輩。
ここの旦那さんは、うちの旦那と同期で私の後輩にあたります。
そういや彼女も後輩になるんだな。

今回は、もう一組の友人夫婦も誘ってのお邪魔でした。
この一組も、同じく劇団仲間であり、奥さんの方は
私の高校の後輩という、ほんとに慣れ親しんだ仲間でした。

男ども3人は同期のため話に花が咲きまくり
女ども3人は子供の話で盛り上がり、
子供達3人(この家の子・もう一組の子・うちの子)は大騒ぎで、
生後3ヶ月の赤ちゃんは泣きもしない。

ううむ。
こやつ大物になるかも。
ちなみに未来のこの大物(?)を今日最初みたとき
私は大爆笑でした。
だって彼女(ママのこと)そっくりだったんだもん。
ほんと、よくいうけど男の子ってママに似るのねぇ・・・。
瑞穂もパパそっくりだしなぁ・・・。
ちなみに彼女の上の子は、瑞穂と半年おそい同学年。
この子はやっぱりパパそっくりでした。
下の子は、半年早い一学年上になるわけです。
上が女の子。下が男の子。
うちもそうなるといいなぁ・・・と、男女産み分けの話をしたり・・・
そんなこんなで楽しい一日を過ごしました。
眠くなった娘のぐずりを時間の節目にして
電車できていた後輩夫婦を車に乗せ、夕方4時半頃
前橋を後にしたのでした。

短いけど、ここで。
次回は帰宅時の車中でのお話です。

ではでは。

                        続く

  

  

こんにちは。
イタリアの妊婦の友人からメールがきました。

 「みっちゃん
 お陰様で妊娠後期を迎えました。
 お腹のルカ正人も体重が2キロ近くなりました。
 1週間前かな?実家の両親から荷物が届いたとの連絡がありました。
 今ごろはイタリアへ向けて発送されているはずです。改めて、ありがとうね。
 引越しは少し落ち着いたのかな?まだまだ落ち着くまで大変だろうけど、
 がんばってね。それでは、また。」

男の子だとわかったので名前まできまってしまったルカ正人くん。
私がつかっていたおんぶ紐をおくったんですが、多少の汚れは
許してね、ってなとこで・・・。
ちょっと最近のお話を載せますね。

もうすぐ遠足なので、お弁当のおかずをいまから考えている
今日この頃でした。
大体決まっているとはいえ、一応子供の意見も・・・と
何気なく上の娘に聞きました。

 「そういえばもうすぐ遠足だね。瑞穂はどんなおかずがいい?」
 「うーんとね・・・。」

お風呂上がりのパジャマに着替えた後の会話です。

 「うん?」
 「
うめぼし。」
 「・・・。」

・・・。
そうなのよ。
6歳の誕生日(4/27)に何が食べたい?と聞いたときも

 「
もやしいためがいい。」

という娘だったのよ。

いいんだけどさ。
遠足のおかずに「梅干し」って答えるとは・・・。
いろいろ考えている私って・・・・うぅぅぅぅ・・・。
でもめげずに聞いたの。

 「梅干し?梅干しがいいの?梅干しだけ?」
 「うーんとね。
大きいうめぼしね。」
 「・・・・。」
 


大きいって・・・。
大は小をかねるっていうけどさ・・・。
梅干しだって・・・。そりゃおかずだけどね。
立派なおかずだけどさ・・・。

旦那は隣の部屋で大笑いしていました。
うちの娘って・・・。

力が抜けた私でした。

さてさて話は戻りまして・・・。
やっと起動に乗り始めた配信です。
実は、この28話を打つにあたり、登場している後輩に
載せていいかの確認をとる電話を入れるのが遅れまして
更に打つのが遅れるというのも配信復活の遅れた理由です。
だって読む人が読めば、絶対彼女が誰かわかっちゃうんで・・・。
こんな話載せていいんかなぁ・・・ってちょっと躊躇しちゃったんです。

さ〜て、私が躊躇した「話」。
じっくりとお読み下さいませ。


第28話

前橋を後にして、二組の夫婦と二人の子供を乗せた車は一路埼玉へ。
子供達は走り出すとすぐに眠ってしまった。
はしゃいでいたから当然といえば当然だろう。

運転手は当然うちの旦那。
助手席には瑞穂。
もちろんチャイルドシート着用です。
ひとつ後ろに私。
最後尾に後輩夫婦と胸に抱かれたちびチャン。
こんな配置でありました。

久しぶりということもあって、車内は当然お話タイム。
この二人(後部座席の後輩夫婦)がまた漫才夫婦なんだな、これが。
ここから先は奥さんをOちゃん・旦那さんをTちゃんでうちますね。
Oちゃんは高校の時から「面白い子」でした。
いつも話題の中心で、おちゃめで笑いをとっていました。
笑いを取ることが生き甲斐という感じ?(こんな事打っていいんかな?)
そんなOちゃんでした。
またその旦那さんTちゃんにいたっても
私はあまりそういう「場」にいたことがないんだけど
私が学校時代、ゼミで演出部にいたとき、音響の一年に
やたら真面目な顔でおかしな事をいうやつがいる、という話が
本人に会うよりも先に耳に届いたという面白い人であります。
ちなみにうちの旦那も本人に会う前に「噂」が先に入ってきた
人であります。終電が8時なんで早く帰るやつ、って。

ま、旦那の話はおいといて、この面白い二人がくっつくきっかけは
当然私が主宰していた劇団になるのですが、ま、その話も出産体験記とは
別なのでおいときましょう。

ともかく、こんな二人が乗っていて話に花が咲かないわけがない。
笑い話にならないわけがない。
ってな訳で車中は笑いの渦とかしたのでした。

いろんな話題がとっかえひっかえ出る中、お腹の大きい私がいる為か、
話は出産の事になっていきました。

 「そういえばみつ子先輩、一人目の二人目どっちが体重増えてる?」

ギク!!いきなり核心!

 「それがさぁ、二人目の方が増えてるんだよ〜(泣)」
 「そっかぁ。。。でもみんなそういうよね。」
 「いなくてもお前増えてるじゃん。」
 「これはもともとだって。」
 「そっか。もともとか。」

うちと似たような会話してるなぁ・・・(笑)
そして話題は出産時の事になり・・・。
産後、瑞穂が大変だった話になった。

 「大変だったんだねぇ。私の産後はねぇ・・・。」
 「なんかあったの?」
 「あたし
カリフラワ−状態になっちゃって大変だったなぁ。」
 「?」
 「・・・・」
 「
カリフラワー?」
 「うん、そう。」
 「何それ。」
 「あぁ、大変だったよなぁ。」

Tちゃんも同意する。

 「いやぁ、いきみがうまくいかなくってさぁ。」

いきみがうまくいかなくて「
カリフラワー」になる。
なんなんだかよくわからないまま、次回へ続く。
カリフラワー・・・
わかる人にはわかるよね?


                            続く

 

 

遠足行ってきました。
もちろん梅干以外のおかずももって、ですよ。

そのせいか、この間の夜。
寝る前のひと時、子供達がクイズ?をやってました。

瑞穂 「ではいきますよー。」
大倭 「はい。」
瑞穂 「象さんは?」
大倭 「ぞうさんは・・・・。」
瑞穂 「正解は
パォ〜ン、パォ〜ン。」

腕を左右に振ってます。

大倭 「パォ〜ン、パォ〜ン。」
瑞穂 「じゃ、次。うさぎは?」
大倭 「
ピョンピョン。」
瑞穂 「正解!」

なんて動物の泣きまねなんだか行動なんだか
わからないクイズもどきをやってました。
そして・・・。

瑞穂 「次はキリン。」
大倭 「キリン。」
私 (キリン??)
瑞穂 「正解は
キリ〜ン、キリ〜ン。」
大倭 「
キリ〜ン、キリ〜ン。」
私 「なんじゃそりゃ!」

私の乱入で終わってしまったへんてこクイズでした。
しかし・・・。
子供って・・・。


さて、本題に戻りましょう。
いきみがうまくいかないで「
カリフラワー」とは??
前回の答えは「痔」でした。
わかりましたよね?
ではその「痔」の話題の続きです。


第29話

 「痔?」
 「そう!痔!!」

カリフラワーの正体は「痔」でありました。
わかった瞬間から、私は涙が出るほど笑いのツボに
はまってしまいました。

 「みつ子先輩笑いすぎ!もう!!笑い事じゃなかったんだよー。」
 「ごめんごめん。」
 「退院後も薬塗らなきゃいけなくて、さわりゃ痛いし・・・」
 「ぎゃはははは。」
 「おもわずTちゃん、
見てよ!!!って言っちゃったモン。」
 「頼まれたって見たくないですよね!お尻の穴なんて。」
 「でも自分じゃ見られないんだから見てもいいじゃん。」
 「見たくねぇって!」
 「ぎゃはははは・・・。」

一通り笑い通した後、やっとまともに話ができるようになった。

 「でも妊娠出産に『痔』はつきものみたいだよね。」
 「そうなんですか?」
 「うん。Aちゃんも産後『切れ痔』になっちゃった、って言ってたよ。」
 「へぇ・・・。」
 「切れ痔も痛そうだよね。」
 「Oちゃんのは何痔っていうやつ?」
 「さぁ?」
 「
カリフラワー痔じゃん?」

車内はまたまた笑いに包まれる。

 「二人目産む時は気をつけないとね?」
 「そうなんですよー。言われちゃいましたよ先生に。」

ちなみに余談だけど彼女は二人目を産んでいる。
カリフラワー痔』にはならずに上手に産めたらしい。
よかったね。
話を戻しましょう。


 「私は『いきみ』だけはうまくできたからなぁ。」
 「いいなぁ。」

なんて会話をした私だった・・・。
けど。
『いきみ』だけはうまくできた、なんていってた私だったけど・・・。

この後輩と同じ苦しみを、産後味わうことになるとは
この時の私は夢にも思っていないのでありました。
カリフラワーならぬ、ブロッコリーならぬあやしい「痔」 (笑)


その時は刻々と近づきつつある4月の雨模様の一日でした。


                                       続く

 

 

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感想メールです。

 「そうそう、遠足の思い出。
 小学校3,4年生くらいの時。
 私も母も寝坊して、お弁当が間に合わなかったことがあります。
 それでも母は必死にできるものを詰めて、持たせてくれたんですけど。
 お昼に開けてびっくり、
 
塩むすび2個とキュウリ1本!
 
キュウリは塩もみしただけで、切ってもいないんです。
 周りの友達もびっくりしていましたが、
 1番驚いたのは私です。
 仕方ないからかじりましたけど。
 今はコンビニがあるから、こういうことはないでしょうね。
 それではまた。」

・・・。
失礼なんだけど、声を出して笑ってしまいました。
コンビニのお弁当よりも「思い出」になる出来事ですよね。
今は堂々と「コンビニ弁当」持ってくる子供もいるそうです。
もちろん母親がつくるのが面倒という理由で。
ちょっと寂しいですよね。
では30話です。
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第30話

GW。
実家天国でございます。
出産用意を抱えて帰宅です。
瑞穂の誕生祝いをやったり、公園に行ったりと、充実した日々を
過ごしました。
先月21日から瑞穂3歳までの時短が終わり
定時出勤になって、身体も疲れていたので
ちょうどいいお休みでした。

本来ならGW明けから産前休暇に入れるんだけど
仕事の引継も終わってなかったので、20日まで
出勤する事になってました。

定時5時20分上がりで5時35分位帰宅。
夕食の準備をして、6時25分頃パパと瑞穂が帰宅。
こんな生活が4月21日から行われていたのです。

大変だけど利点が一つ。
今までは4時半上がりで、家に5時頃瑞穂と帰宅。
すると瑞穂はその時間に山のようなおやつを食べて
更に6時半の夕食もぺろりと食べる、という
デブ一直線状態だったのでした。
それが、6時20分に帰宅することで、一気に夕食のみとなり
お菓子を食べることがなくなったのでした。
あぁ、よかった。
子供大食い選手権があったら出られるなぁ・・・って
感じだったんで、少し安心です。

落ち着いてきたのか、日記がこの頃からしっかり
日記になりました。
ほとんど月記状態だったので・・・(笑)。

さぁて、日記もあることだし事細かに体験記、
打っていきましょうかぁってなところで、今回はおしまい。

ではまた来週。


                            続く

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