お待たせしました。出産体験記U第2子編に突入します。
といっても二人目の時の記憶って、あんまりないんだよねぇ・・・。
一人目の時のような超大作(←ウソウソ)にはならないと思います(笑)
では気長に読んで下さいませ。
第1話
長女が1歳になり、産休も終わり復職する。
第2子も考えたのだが、なかなか踏み切れなかった。
理由は二つあった。
長女の医者通いが毎日だった事。
鼻水がひどく、中耳炎になりまくっていたのでした。
で、もう一つ。
同居している事。
同居している事がなんで理由か、というと
産休中いろいろあったからだ。
この家で二人目は産みたくない!
と思うほどひどかった。
それが理由かわからないけど、長女は笑わない子だった。
とにかく「二人目」は考えられなかった。
理想は3歳1歳だとかいろいろ言われたが
欲しくないのにつくっても・・・という感じだった。
会社はてっきり本社勤務かと思っていたのに
栗橋勤務になった。自宅から自転車で15分。
更に3歳までは勤務時間の時短ができるという制度。
最初は10時出勤からはじめた。
仕事をはじめると、今までぎくしゃくしていた
お義母さんと、なんとかいい関係になってきた。
ま、台所に女は二人いらないという事なんだろう。
復職して1年。
会社にも慣れ、同居にも慣れ、耳鼻科通院もなんとか
落ち着いてきたある日、旦那と二人で夜、飲み会をした。
平成9年5月16日金曜日の事だった。
「ほんとは今頃、二人目出産の予定だったのに・・・。」
「そうだねぇ・・・。5月だもんねぇ・・・。」
*まだ5月生まれにこだわっている(笑)*
「今度は男がいいんだけどなぁ・・・。」
「こいのぼりもあることだしねぇ・・・。」
*こいのぼりの話は体験記Tを読んでね*
「でも名前がなぁ・・・。」
「名前?」
「瑞穂が日本だろ?でかいじゃんスケールが。」
「うん。」
「負けらんない名前にしなきゃいけないじゃん。」
「日本ってつければいいじゃん。」(安易)
「やだよ、そんなの」
「じゃ、やまとってのは?日本だよ。」
「戦艦みたいでやだよ。」
「違うよ、もっと古い「倭」」
「どんな字?」
「こんな字」
酔っぱらいながらも日記帳を取り出し、書く。
「魏志倭人伝の倭人の倭で、やまと」
「いいねいいね。」
「そう?」
「うん、次、男だったらこれ、決まりね。」
「って、いつつくるのよ!それに豊蔵はどうしたのよ。」
「瑞穂に勝てるのはこれだよ、これ。倭!」
かくして、私たちの第2子は、出来る前から
名前が決まるという所から話がはじまるのでありました。
続く
感想メールです。
「まず、文章が、かなりまとまってて、良い感じでした。
このままいくと、ネットサッカですな。
二人目、「倭」って聞いたとき、みつ子さんらしい!
と思ったもんです。
でも、いいね、夫婦二人で酒を酌むってさあ。
昔から憧れてるんだよな。
恋女房の笑顔摘みにしっとりとした時間・・・。
うらやましいですなぁ。
どうも、自分の願望が強いせいか、
うまく思い浮かべられんかったけど・・・。
ここのところ、東京来てからの知人夫婦で
うらやましいって思うことが少ないんで、
この作品中に「夫婦っていいな・・・」って
思えるといいなって思ってます。
今更のろけられるか!って感じなんかもしれんが・・・。
次回も期待してます。」
ははははは。
ネット作家ですか?
「倭」そうだよね。私じゃなきゃでてこないよね。
この字は。
でもこの飲み会は夜10時過ぎにはじまるんで
ダイエット中の私は、今はできません。
でもこの飲み会が、楽しいのは間違いないね。
ダイエットはじめる前は、1ヶ月に一回位ずつ
やってたかな。というか、夫婦の会話がない!って怒って
はじめたのがきっかけです。
「夫婦っていいな・・・」って?
え?
そんな期待が・・・。
どうしましょう・・・。
頑張りますね。
「感想です。
やっぱり凄い名前だよね
でもそんなに前から決まっていたなんて、びっくり。
もしも3人目が生まれる事になったら
どんな名前になるんだろう。
仲間外れにならないなまえじゃなきゃだよね。
3人目はないか?」
ないです。(きっぱり)
旦那ができちゃった離婚になるから
絶対つくらないと言ってます(笑)。
万が一出来たら、おろせって言うんだよ。
冗談でも言うんじゃない!って私が怒ってる始末です。
困ったもんだ。
ではでは第2話です。
第2話
第2子は男の子がいい。
旦那も私もその件に関しては同意していた。
「男女産み分け」
いろいろやり方を言われるけど果たして????
更にうちにはもう一つの課題。
5月生まれがいいなぁ・・・である。
5月生まれは、8月くらいに頑張ればいいってこと。
更に、男の子が欲しい場合は、排卵日に・・・。
ってことがいいらしい。アルカリ性だか酸性だか
そんなのの関係で、排卵期は男の子の遺伝子を
もった精子が卵子までたどり着きやすいとか。
普段は、その酸性だかアルカリ性だかのせいで
男の子の精子はやられちゃうんだって。
女の子の遺伝子もったやつは、双方に強いのだろうか?
う〜ん。
女は1ミリにも満たないうちから強いのね。(笑)
ま、とにもかくにも排卵日。
卵の日を見つけなくてはならない。
見つける方法はいろいろ。
一番手軽なのは「基礎体温」。
朝、起きたら体温を計り、高くなった日が「排卵日」。
ばっかやろ−。
子持ちの共働きの主婦が1分も惜しい朝の忙しい時間に、
そんなことやってられるかってんだ。
で、これはとっとと却下
幸い、それなりに生理が安定している私は、
計算して出すことにした。
それに、卵の日って、下腹部が少し痛かったり、
おりものが出たり、と微妙な身体の変化がある。
それを、見逃さなきゃ大丈夫だろう!
と、勝手に思った。
私ってそんなやつだ。
勤務先でもそんな話がちらほら。
「いつから子作りすんの?」
「8月だね。いやだなぁ・・・。」
「?なんでいやなの?」
「だって、暑いじゃん(笑)」
そんなくだらない会話をしながら
ダイエットしなきゃ・・・(切実)
と思う私だったのでした。
続く
感想メールです。
「ええっと、なんだか、ダイエットもそうだけど
今回の体験記Uはちょっと、女性向けですな。
読んでて気恥ずかしくなってきてしまった。
でも、特に今回は、私の知ってる上田夫妻とは
また違った一面がみえたりして面白かった。
ちなみに、こんなに計画してガキ作るんだねぇ。
なんか、生々しかったっす。」
って、別に計画しないでつくる人もいっぱいいると思うよ。
そっちの方が多いんじゃない?私は働いてるから、いろいろ
仕事とのかねあいも含めて、計画したんであって・・・。
うん。
「出産体験記、有難うございました!
夫婦で晩酌できるのって、うらやましいです。
うちなんて2人共、お酒ダメだから。
産み分けやったんですか。
私も本読んだけど面倒で何もしなかった・・( ̄。 ̄;)
電子の婦人体温計持ってるけど続かないし。
一応,女の子欲しいなって,希望はあったんですけどね。
知り合いは1年近く酸性だ、アルカリ性だってやってたけど
だめだったから、私的には信ぴょう性なかったんですよね。
でもすごーい。ちゃんと産み分け出来たんだ!
瑞穂ちゃんに倭君。
2人共,すてきな名前ですね。
名前を決めてから作ること決めたのもすごいです。
名前かぁ、どうしようかな。悩むなあ。
名前って、その子の運命にも影響しそうだし、
いい名前をつけてあげたいな。
1人目なんて、前々から考えてはいたけど、
時期が来ないと具体的に浮かんで来なくて。
そしたら,予定より1ヶ月近く早く生まれちゃったから
生まれてから慌てて考えたし・・。
出生届、ホントにぎりぎりでした。(^o^;)
では、続きのVから、楽しみにしてますね!」
この方、今、第二子妊娠中なんです。
是非是非実況生体験談送って下さいね。
楽しみにしています。
ではでは、第3話です。
第3話
ダイエットしなきゃ・・・。
マジで思う。
いろいろ考えると、最低でも5キロは落とさなきゃ。
理由は一つ。
妊娠でまた体重が増えるから。
友人達を見てると、二人目の方が体重増えてるの。
もともと1キロも太っちゃ駄目!と言われた前回。
前の妊娠の時は、3キロ増で押さえたものの、
第二子の今回はどうなることやら。
増えない自信もないし・・・。
怖さもあって、真剣さが増す。
前回(出産体験記をお読み下さい)のような産後は、
もうまっぴらだった。太っているからああなった訳では
ないけど、リスクは一つでも減らしたい。
しかし、運動する時間の余裕がない。
運動できない。
でも体重落としたい。
とすれば、方法は一つだけ。
食事をするのをやめよう!
それしかない!
と、決意。
7月頭から朝食を減らし、昼食は好きなだけ。
夕食は半分。
というダイエットをはじめた。
これは意外に効果があった。
お腹がすいて、10時頃に会社であまあまの
コーヒーを飲んでもOKだった。
朝抜くと太るって聞いてたのに。
へぇ〜。
と自分でも意外だった。
3年後の今はやってる「朝食抜きダイエット」
ってやつですね。こんなに楽に落ちるなら
もう少し早くはじめて、10キロ位落としたかった
と思ったけど後の祭り。
8月じゃなきゃ5月生まれはできないんだもの。
さすがに妊娠してまで、朝食抜きダイエットは
できないし・・・。チェッ。
で、なんだかんだ8月のお盆頃には
5キロマイナスに成功!
みんなからも、ちょっと痩せた?と聞かれ少し嬉しい。
でもまだいっぱい太ってるけど。(笑)
ま、予定の数字になったところで
本格的に妊娠・出産に取り組む決意をする私がいたのでした。
続く
感想メールです。
「配信、どうもありがとうございます。
毎日お忙しいでしょうに、どうやってパソコンに
むかう時間を作っているのでしょうか?
きっと、時間の使い方が上手なんでしょうね。
2人目ですか・・・・。
このお話は数年前のことですよね?
私は今、“二人目問題”で悩んでます。
息子はすでに11歳。手が離れて楽を知ってしまった私。
それに夫と私は再婚同士で、息子は私の連れ子。
もし、私達に赤ちゃんができたら息子は・・・と心配。
夫も今年40歳で、生まれてきた子供を大学まで出して
社会人にするまで、60歳を過ぎても働かなくてはならない。
私は息子出産の時、胎盤剥離で帝王切開。
8ヶ月だったので、胎児は諦めて母体を助けよう、
という手術だったらしいのです。
(私は気を失っていたので状況は?)検診に行く
電車の中で倒れて、気が付いたら救急車の中。
また意識が薄らいで気が付いたら手術室の中。
記憶が飛び飛びで、その時の状況は実家の母が
教えてくれました。つわりもひどくて、出産するまで
ありましたよ。食べられないつわり。だから、妊娠・出産に
すご〜〜〜く抵抗があるんです。
私達は話し合いの結果、2人目はいらない方向に
きまったんですが、夫の両親が期待してるんです。
夫には娘が一人いるんですが、前の奥さんの
ところなんです。離婚して10年、一度も会っていないそうで
もう、娘・孫という感情が湧かないそうなんです。
夫の妹は38歳になるんですが、独身で結婚しそうにもないし。
期待がど〜〜〜んと圧し掛かってきます。遊びに行くたびに
赤ちゃんの話。どう説明すればわかってもらえるか、
カドが立たずに済むか・・・・
うちの“二人目問題”、やっかいなことになりそうです・・・・
長くなってしまってごめんなさい。」
いえいえ。
読者の方で、何かいいアドバイスあったら
メール下さいね。
しかし、ハードな出産だったんですねぇ・・・。
「こんちは
感想送るの久し振りです。
なんかどんな感想を送っていいのやら。。。
ひとりもんには縁が無い話で
ふーん頑張ってるんだ。しかでてこなかったよ。
>ダイエットしなきゃ・・・
これはとっても身近。
>7月頭から朝食を減らし、昼食は好きなだけ。
>夕食は半分。というダイエットをはじめた。
やっぱり切羽詰まった時の気力って凄いよね。
なんでもできちゃう。切羽詰まらないと何もできない。。。
>朝抜くと太るって聞いてたのに。
やってみようかなあ。
>本格的に妊娠・出産に取り組む決意をする
>私がいたのでした。
はっはっはっは。とってもみつ子らしい。
目にうかんじゃいました。
いいなあ5キロ。
私も頑張る。」
頑張るよ、うん。
妊娠時とたいして変わらない体重って
問題だもの・・・。(涙)
「出産体験記Uの感想。
この、御時世の中、産み分けなど考える
上田さん夫妻ってやっぱり凄いっす。
最近めちゃめちゃ多いじゃないですか。(デキチャッタ)
これからも、体験記パートU楽しみにしてます。
(ものすごく勉強になるし^^)
では・・・」
勉強になってるかぁ・・・?
ま、深く追求はしないで、続き行きましょうか。
では、第4話です。
第4話
話は少しもどって・・・。
7月27日。
長女の昼間のおしめが完全にとれる。
保育園の登園中も「おしめ」着用ではなくなった。
2歳3ヶ月です。
もともとウンチ自体は1歳前にとれていたので
おしめは「おしっこ」専用だったの。
で、おしっこも家では2歳前から教えてくれていたので
かなり楽なおしめ外しだった。
ただし、夜のおしめはとれなかった。
実は5歳の今もとれていない。困ったもんだ。
でも昼間の手間が無くなった。
楽になってうれしいなっと。
8月。
5月の終わり頃から、会社の同僚の女の子が
タバコがまずいと言い出し、みんなに
「つわりじゃん?」
とからかわれていたのだが、それが確実に、ほんとに「つわり」だとわかる。
つわりってことは「おめでた」だ。
わぉ。
できちゃった結婚になるわけで2倍の幸せってやつ?
私に予定通り子供が出来れば、半年の間に二人も産休に入ることになる。
いいかな、子供つくっても。
ちょっと気がひける。
ま、いっか。
そんなの気にしてたら、いつまでたってもつくれない。
それに30前に産みたかったのに、もう今年で30だし。
これ以上人生設計狂わせたくない。
子供が二十歳の時に、自分がいくつであるかを考えて子供つくった方がいいよ、
と以前聞いた事がある。
今産んでも50だもんなぁ・・・。
せっかくダイエットにも成功したんだし。
で、さて「男女産み分け」です。
気合いを入れて、卵の日を気にする。
会社では上田さんが今月子供をつくるらしいと
女の子達等「今日?明日?」と興味津々。
おいおいおいおいおい。
なんで日にちまで教えなきゃいけないのさ〜。
恥ずかしいじゃないか〜。
ま、なんだかんだ言いながら、男の子が
出来ていますように・・・と願いつつ、9月を迎える。
しかし・・・。
熱っぽくないなぁ・・・。
体重も1キロ増えたし・・・。
失敗みたいだなぁ・・・。
生理きそうだ・・・。
体重増えたからまず確実だろう・・・。
「上田さん、おめでた?」
同僚に聞かれるが、駄目そう・・・と答える私がいたのでした・・・。
続く
感想メールです。
「おはよう〜
二人目問題でお悩みの方って結構多いみたいですね。
どんどん歳はとっていくし、欲しい時に簡単に妊娠出来ない、
周りからは色々言われる・・・これで悩んでいる友達って居ます。
せっかく二人目を妊娠したのに初期で流産した友達が3人居ます。
みんな35〜40ぐらいのママ。立ち直るまでは声も掛けれません
でした。でも皆これをステップアップにして次の妊娠へと希望を
持ち始めたのにはご立派!と思いましたよ〜
逆にもう40近いし、普段から月経が苦痛で子供は一人っ子でも
いいや!って思っているママも居ます。友達に言われるよりも
やっぱり親兄弟から言われるのが一番いやだと言ってましたが、
産んだはいいけど育てていくのは母親がメインだから体力的な
問題も生じるって事も理解してもらいたいですね。
ご主人のご両親が期待している・・・と言ったお友達も
複雑な悩みですね。恐らくそのご両親は再婚したお二人の
子供を楽しみにしてるのでしょうね。もし二人目が産まれたら・・・
ってその後を色々心配する気持ちもわかります。
息子さんは思春期に入っていくし、皆の愛情が赤ちゃんに
向けられてしまったら・・・ってよからぬ事を考えてしまいますよね。
昔あった金八先生で沖田浩之の役。あれはお父さんの連れ子で
後妻が妊娠して沖田君が反発してたんだけど最後は後妻の
お母さんに対してだんだん理解をして行くって言うような話を
思い出しちゃった。
子供って難しいです。親に対して自分だけ見ていて欲しいって
思うでしょ?それなのに自分は愛されていないって思い始める
時って必ず来るし。兄弟で差があるとか、いつも○○ちゃんばかり・・・
って言うし。でも親ってそんな事って思ってないよね。
だって自分であれだけ苦しんで産んだ子だもの。一人だろうが、
何人だろうがかけがえの無い宝物だよね。
それじゃまたね〜。」
そうですよね。子供って難しいです。
というより人間関係かなぁ・・・。
生き物対生き物って難しいです。ましてや、考える頭をもってるから。
同じことしても、同じように感じるとは限らないから。
誤解も生じるし・・・。
頑張っていかなきゃねぇ・・・。
「体験記を読んでいて、思い出すコトがたくさんあります。
あ、そっか〜瑞穂ちゃんって、はじめはあんまり笑わない子
だった〜とか。(今のイメ−ジが強くって!)なんでも自分で
やろうとしてくれるので瑞穂ちゃんとRちゃんはお姉さん、
みたいな感じでみてしまい、それってプレッシャ−じゃないかな〜
なんて担任で集まり話し合ったな〜とか。私事ですが、
スゴく勉強になった1年間でしたから。
ありがとう、あひる組さん、りす組さん!
み〜ちゃんと比べると、何か気に入らないとイヤッ!
と怒っている姿(特に、少し前は手を洗うのを拒否しているのを
度々みかけましたが笑)がみられ、やまちゃんは自然に自我を
出してくれているよ〜なので安心していますが!
瑞穂ちゃんも良い意味で、甘え上手さんになってくれて、うれし〜
です。今日も、やまちゃんを抱っこしていると、すかさずやってきて
”みずほの方が重いからやってごらん!”とか言って。
ほんとに重いっ!でもカワイイので許します(笑) 」
やまとも、なんでも自分でやりたがります。
姉弟なんですねぇ・・・。
まったく。
変なことばっかり「そっくり」。
遺伝子って・・・・。
「 みつ子さん、こんにちわ!!
毎回毎回、送信してもらってありがとう。
楽しく拝見させてもらってます。
私は、上が男で下が女の2人の子がいるけど、2人とも作ろうとして
出来た子ではないの。上の子は、所謂出来ちゃった結婚での子。
下も予定ではもう少したってからと思ってたのに、出来てたってやつ。
最初の子は、男女どちらでも良かったんだけど、実際男が産まれたら、
二人目は絶対女の子がいいなぁ〜〜〜って思ってたの。
で、会社の人が産み分けで見事成功して、よく酔っ払うとその方法を説
明してくれてたの。(その人は、男の人なんだけど、私はまだその頃は
妊娠も結婚もしてない頃の時に)でも、別の人の話だと、それで失敗
した人もいるのであんまり当てにはしてなかったけどね・・・・。でも、
丁度上手く下が女の子だったので結果的には良かったんだけどね。
まあ、もし男の子でもそれはそれで可愛いんだろうけど・・・。
私は、妊娠とダイエットがセットになってるの。
どう言う意味かというと、
ダイエットというものを本格的に始めたのが、22歳の時だったの。
会社の人に「最近、太ったんじゃない」と言われたのがとてもショック
で始めたの。とりあえず、期間を決めてそれまでに何キロ落とそうかと
決めて、それを彼氏(現在のダンナ)に申告して始めたの。
その時のダイエット方法は、自己流で食事を減らして、飲み物はダイエ
ットウーロン茶に変えて、後、お風呂で気になる部分に塩もみをしたり
してやったの。それで、2ヶ月ぐらいだったかなぁ??4・5キロ落ち
たの。さすがにその時は、皆に痩せたねぇ〜〜〜〜って言われたよ。
それをやってたのが、12月の頃だったの。
それで、次の年の1月に妊娠してる事がわかったの。
それなので、ダイエットはそれで止めちゃった。
その後、上の子を産んでからやっぱり体重が戻らなくて(妊娠中13キ
ロ太ってしまった)、1歳過ぎてからまたダイエットをしたの。
今度は、体質改善のダイエット法。知ってる人は知ってると思うけど、
国立病院がやってる、ご飯を食べないで、パンやコーヒーやグレープフ
ルーツ等を食べてするダイエット法をやったの。
目標の3キロは見事落ち、とりあえず妊娠前の体重に戻ったと思ったら、
今度は二人目を妊娠してる事がわかったの。
それなので、ダイエットもそれで止めたの。
何故か、ダイエットをすると妊娠してる私でした。
それでは・・・。」
ダイエットと妊娠がセットとは・・・。
もしや、ダイエットしなきゃと思うのは妊婦になるぞー
今のうち痩せておけーという未来からのメッセージなのでは?
次回痩せなきゃ、と思うときは・・・3人目?
では、第5話です。
第5話
9月。
5月生まれ作戦・失敗。
これは結構ショックだった。
あ〜ぁ・・・。
上田さんの出産計画はまたしても成功しなかった。
前回はフライング。今回は出遅れ・・・。
5月生まれは永遠の夢らしい・・・。
ま、そうそう計画通りにいってもね。
と、気持ちを切り替える。
で、一年待ってられないから、来月また挑戦することにする。
そうそう、私より一足早く赤ちゃんのできた同僚は、めでたく入籍した。
バタバタと時間が過ぎていく。
そんな中、実は家の中は混乱していた。
お義母さんと旦那が、険悪なムードになってきていた。
いろいろいろいろもめてもめて・・・。
旦那の決まり文句。
「でてってやる!」
が、しょっちゅう出るようになっていた。
二人が言い争いをしても、八つ当たりされる回数が減っただけでも、
まぁよしとしよう、とあまり気にしないようにした。
気にしてたらやっていけない・・・。
そうこうしてるうちに10月。
・・・・。
こない。
こないぞ。
熱っぽいぞ。
決まりか?
しか−−し・・・。
なぜこれがもう一ヶ月早く、いかないんかなぁ・・・。
なんて、ちょっと思う。
出来ちゃった結婚の同僚(代名詞長いからAさんにしましょう)
同僚Aさんが、妊娠判定のできるやつをくれる。
「もう使わないし、期限きれちゃうから使って。」
妊娠は確定だったが、使ってみたかったのでありがたくもらうことにする。
なんでも2本入りなんだそうだ。
更に使用期限が1年位しかない。
なぜ2本?
更になぜ使用期限がそんなに短いの???
何回もチェックしろってことかしら?
年子で産めってことかしら?
それとも失敗用?
???
やばい人は毎回チェックしろってか?
そんなに安くもない品物のくせに。
そうそう、読者のみなさんは、やばいと思う前に、
しっかり「避妊」しましょうね。
中絶はいけません。
母体にも赤ちゃんにもね。
碧の物体を飛ばさないでね。
そこんとこよろしく。
話は戻って・・・。
その妊娠判定の大きさは体温計位。
その棒の先に、尿をつけてしばらく置く。
真ん中の丸いところが紫に変化したら妊娠!!
とかってやつだった。しかーし・・・。
おばかな私は、尿をうまくつけられず、
3分だか(忘れた)指定の時間待ったが、何も変化がなかった。
ま、仕方ない、と朝だったのでそのまま会社にいき、
帰宅後、トイレにおきっぱなしだったそれの
真中の丸いところが「紫」になっているのを見て
改めておぉ!すごいなぁ・・・と感心する。
ま、これで科学的にも実証されたわけだ。
かくして、6月生まれになるちびちゃん
「仮名・やまとちゃん」がお腹に宿ったことになる。
しかし貧乏な私は、まだ病院には行くつもりはなかった。
だって、一人目の時早く行って、安定してないとかって理由で、
2週間毎に何回も行く羽目になったから。
子供も一人いて、そうそう時間とれないもん。
3ヶ月になった頃、行こうっと。
密かにそう思っていた。
しかしこのたくらみは、無惨に散ることになるのでありました。
でもその話は、また次回ね♪
続く
感想メールです。
「なんか、近頃、読むとギャップを感じる・・・。
面白いんだけど、これって、やっぱり女性向・・・。
宛先みても、はっきり男性ってわかるのは、
まあ、だんなの上田はおいといて・・・。
フルネームで、はっきり男性ってわかるの、俺だけ?
それらしいのは、1・・2・・・なんか、恥ずかしくなってきた。
どうしようかなぁ、送ってもらわないのも寂しいしなぁ・・・。
う〜ん。」
配信ストップする?
ちなみに男性は今、5人の方に配信しております。
「 おはよう〜
今日は朝っぱらからのメールでございます。
みっちゃんからのメールを読んでいると色んな人の考えや
意見、体験などを読めてとってもいいね!
今私の居る環境とはまた違った環境で生活してる人の
話ってなかなか聞けないから本当に面白いと思うのだ〜。」
そうだよね、一つの話題でいろいろ意見がでてくるから
面白いといえばおもしろいかも。
しかーし・・・。いろんな人生がありますねぇ・・・。
最近とみにそう思います。
うわ〜ばばくさいかも。
では第6話です。
第6話
10月も半ば過ぎ・・・。
妊娠は確実だと確信し、日々を過ごしていました。
しかし、家の中はぐちゃぐちゃなの。
とうとう旦那は、近辺の新築一戸建てを見に行こう、
と言い出す始末。
お義母さんは、そんなおどしにはのらないよ、といい、
旦那はおどしなんかじゃねぇよ、という。
もうぐちゃぐちゃ・・・。
どうにでもなれ・・・という感じで日々を送っていました。
そんな中、会社でパートさんがリストラになった。
12月半ばで辞めていく事が決まる・・・。
理由はいろいろあったらしいけど、私にはわからなかった。
一応正社員だし「出産」を理由に、リストラにはしないだろうが
(できないだろうが)言いにくくなったなぁ・・・と思った。↑する
会社もあるらしいけど。(雇用法では違反のはず)
なんかこのせいで、社内もいい感じではない。
はぁ・・・。
家も会社もいい感じではない・・・。
はぁ・・・。
ためいきって身体によくないんだよなぁ・・・なんて
思いながら・・・。
はぁ・・・。
いたたまれない・・・。
私はどこにいけばいいのやら。
困ったもんだ。
そして「それ」は突然やってきた。
11月3日の夜のことだった。
寝ていて、にぶい痛みが下腹部を襲った。
今までにも何回かあった「にぶい痛み」。
?と思いながらトイレへ。
今までとは何か違う。
右下腹部が痛い。
トイレで思わず声が出るくらい痛い。
まさか赤ちゃん?
子宮外妊娠とか?
不安がよぎる。
いったん収まっても、またくる「痛み」。
はいずりながら妊婦の本を探し、妊娠初期の下腹部の痛みを調べる。
いろいろありすぎてわからない。
ましてみんな怖いものばかり。
どれもなってほしくないものばかり。
痛みの中、旦那を起こす。
旦那は寝てるところを起こされたせいか
ちょっと不機嫌で言う。
「明日病院行け。ケチってる場合じゃないだろ。」
「うん。行くよ。行って来るよ・・・。」
「布団に入ってろよ。冷やすと余計悪いんじゃないのか?」
「そうだね・・・。」
なんか期待していたのと違う反応で、つまらない・・・
と思いながら診察券を探す私。
そりゃね、いくけどね、そんな言い方ないんじゃない?
ってな感じでした。
かくして、私の「3ヶ月(12週)位になったら行こう!計画」は
とっとと無に帰すのでした。
って、いつそんな「計画」ができたんだか・・・(笑)。
続きはまた♪
続く
二人目問題のことで、返事がきました。
「いつも配信、ありがとーございますっ。
毎週楽しみにしてるんです。
これからも、ど〜ぞよろしくです!!
みっちゃんに報告があります。
うちの “2人目問題” なのですが・・・
だんな様との話し合いの結果、今後2年間は自然に任せる。
その間にできなければ、その後は出来ないように調節する。
このことは、私たち2人の胸の中にしまっておきます。
多分、お義母さんには納得してもらえないだろうし、
一番大事なのは、私たちの気持ちだろうと思うから。
この件をきっかけに、いろんなことを話しました。
息子の将来、私たち2人の将来、お互いの実家の両親のこと。
人って、それぞれにいろんな考えや気持ちを持っているんですね。
親子・兄弟・夫婦、どれをとっても一心同体って訳には
いかないものですね。 まぁ、当然のことなのですが。
いろんな方の意見を聞かせてくれたこと、感謝してます。
独り善がりな気持ちで決めずに済みました。
ありがとうございました。 これからも、よろしくおねがいします。
長くなりましたが・・・。 またメールしますね。」
いろいろ大変だと思うけど、がんばってください。
この件で、ご意見くださった方もありがとうございました。
「出産体験記。読ませて頂いてます。
最近、感想のほうが本編より長いね。凄いよね。
いろんな話があってさ
もし結婚して子供産むことになったら
改めて読み直してみたいと思うよ。」
すみません。ただ単に私がサボってるだけ?って
話もちらほら?・・・。
がんばりますね。
では第7話です。
第7話
11月4日。
S町のS王クリニックに向かう。
「自分で運転して病院にいく」なんてことは
二年前では考えられないことだが、ペーパー
ドライバー返上した今は、なんでも自分でいける。
一人目の時は、誰かに送ってもらってたもんなぁ・・・。
というより、K町では「車」がないとどこへもいけない。
日々の買い物さえ、車に乗って何分とい場所にあるのだから。
あぁ、なんて田舎・・・。
病院は平日なだけに、土日の混雑のようなことはなかった。
インフォメーションで、今日来た理由を説明する。
妊娠が確実なこと。
下腹部に痛みが生じること。
最後の生理の日をカルテに記入して、ロビーに行こうとすると・・・。
看護婦さんが、診察前の手順を丁寧に教えてくれた。
2年前と変わっていないので、知ってることだったけどね。
お小水をとって、血圧を測って・・・ってやつ。2年前の最初の受診のとき
こうやってくれたら、もっとうれしかったのに、と思う。
それとも土日はきちがいみたいに混んでるから
そんな余裕がないんだろうか?
ロビーに座り、受け付け番号を確認ののち、今受診している番号を
モニターでチェックする。
ふと、モニター画面に「不妊外来」の文字を見つける。
2年前にはなかった文字だった。
不妊治療もはじめたんだ・・・と思う。
ロビーは相変わらず。
赤ちゃんの写真もかざってある。
瑞穂が飾ってもらえなかった写真である。
話は変わるが、医療センター退院後、しっかり私はここにきて
写真をとってもらった。大きく目を見開いた1ケ月半とは思えない
大きな瑞穂の写真が、うちには飾られている。
ほんと、撮りにこられてよかった・・・、と実感した時の
気持ちがよぎる。
今度はここに飾られるように・・・とおなかをさすりながら
「子宮外妊娠」だったら無理だなぁ・・・と思う。
不安のまま、診察室の前でお待ちくださいという
アナウンスがはいり、場所移動ののち、診察室に入る。
第一子初確認の時と同じ診察室だった。
とにかく見てみましょう、という先生。
内診台に乗るためにカーテンの中にはいってビックリ。
内診台が低い。
?
「乗ってください、あがりますから。」
看護婦さんがいう。
へぇ・・・・。
お腹の大きい人には結構辛かった内診台。
しっかり、2年の間に上がったり下がったりできるやつに
変わっていた。
これは楽チンだ。
台に乗り、先生の診察をまつ。
「はい、じゃぁ力抜いてください。」
「はい。」
例によって、例の「ぼう?もどき」が突っ込まれる。
わかっているとはいえ、ぐぇって感じ。
「うわっ・・・。こりゃ・・・。」
?
先生変な声をだしてる。
まさかガンとかいわないでしょうね?
「これはこれは・・・。」
「な、なんですか?」
「痛かったでしょう、これは痛いよ。あぁ・・・」
「はい、痛かったです。」
「そうだよね、これは痛いだろうなぁ・・・。」
????
痛かったよ、痛かった。
で何?何なの?
子宮外妊娠?
子宮ガン?
何?何?
おぉ〜い。
どんどん不安が増幅されていく私でした。
続く
感想メールです。
「おはようございます。
産婦人科のにおいは特に入院設備が
あるところのほうが強いような気がする・・。
生理が始まってから、「そっかー、あれは
女の人がいっぱいいるからかなー。」なんて
思ったんだけど、そんなわけないよねー。
なるほど、母乳かあ。私は粉ミルク児だったので
免疫がなかったのかな?
・・・にしても、なんで婦人科医って男ばっかりなの?
女の先生なんてみたことないぞ!!(行ってる回数も
少ないけどさ)。
ところで、あの診察ベッドで足ののせて、開くやつ
あるでしょ。あれって小さい子用のもあるんだよ。
小学1年生ぐらいの私にとっちゃ、あんなのはじめてだったし
先生は男の人だし、恥かしいのなんの。しかも見て薬塗るだけ
とかいってたくせに、あの激痛はなんだ〜〜〜!!
当時の私にとって産婦人科ほど怖いところはなかったなー。
今ってどうなってるんだろう??」
すごいよね。小一で産婦人科かかって。
って瑞穂も2歳でかかったけど。でもさすがに台にはのらなかった。
乗れなかったの間違いか(笑)。女性の先生、私も漫画でしか
見たことないです。多分おえ、激痛だけど、おりものが多くて
受診、だったら答えは一つ。培養したんですよ。
そのためにおりものをとったんで、痛みがはしったんだと
思います。瑞穂もおりものが多くて受診したんだけど
培養したからさ。ちがうかな?
「 こんばんわ。お久しぶりです。
さて、体験記。
今回もまぁ、おもしろい止め方してくださいますねー。
引っ張る引っ張る。
いくらか「苦言」が届いているんではありませんか(ふふふっ)
マンガじゃないんだから、いたずらしないでよ〜」
ははは。だって、長くなりそうだったからさぁ・・・。
「・・・ひっぱり過ぎですよう。いったい何があったの!?って感じで
気になったままうち出ました。感想はパソコンから送りますね。」
すみませんねぇ・・・。長くなりそうだったから・・・。
えい、ここで切っちゃえ!って感じで、ははは。
「体験記を書くからには、それなりの出来事がないと書けませんよね。
みっちゃんの場合、(他の方もそうなのかもしれませんが)
お二人目も大変だったようですね。
出産って、女性は当然のようにやってますけど
よくよく考えると、赤ちゃんも母親も命がけですよね。
改めて、すごいことをやってのけているんだって思います。
だんな様に、「赤ちゃんができたら、出産に立ち会う?」って聞いたら
「そんな場面見たら、オレは気絶する」って即答しましたよ(笑)
よく言うんです、だんな様が。
「出産と同じ痛みが俺にきたら、我慢できずに死んでるよ」って。
本当にそうなのか、私にはわかりませんが
そうやって出産の大変さをわかってくれてるのは、いいことかも。
まぁ、どこまで理解してるかは疑問ですが・・・
それでは、次回の体験記も楽しみにしてますので
体にお気をつけて、がんばってくださいませ p(^0^)q」
ありがとうございます。
がんばりますね〜。
では、第8話です。
第8話
人間の頭・脳ってやつは、ほんの一部しか働いていない。
すべてが活動したら、今の最新コンピュータもおもちゃ同然
・・・という話は良く聞く。
きっとそうだろうなぁ・・・と思う。
こんな一瞬の間に、いろんなことをばぁ〜っと思いつく頭は、
正直すごいと思う。
ほんの2〜3秒の間だもの。
私は子宮ガンだとかを宣告されて、家族みんなで
青くなってる姿などをだ〜・・・・っと想像していた。
「ここ、痛いでしょう?」
「は?」
妄想から呼び起こされるには「充分の痛み」が私を襲った。
「ぎぇ!」
「あぁ・・・やっぱり痛いね、うん、じゃここは?」
「ぐぐ・・・。い、痛いです。」
全然可愛い悲鳴ではない。
かえるでも踏み潰したかのような声ってやつ(つくづく可愛くない私^^;)
先生は私の下腹部(足の付け根よりちょい上)を指で押しているのでした。
カーテンがずらされ、モニター画面が出てきました。
「見えるかな?」
「はい、見えます。」
懐かしいこの画面。
子宮があって、チビがしっかり中で点滅していた。
ん?子宮内にいるぞ?
「ここが卵巣なんですけど、腫れてますねぇ・・・。」
「え?卵巣が腫れてるんですか?」
「そうです。これは痛いよ〜かなり大きいし。」
先生そういいながら、また押す。
「痛!!!」
「ね、痛いでしょう。」
痛いでしょう?じゃないって。
もう!!痛いの!
しかし、そう言われてみれば子宮の脇に、なにやらでかい
物体が写ってる。
「じゃ、降りて話しましょう。」
「あ、はい。」
チビの話題には触れずに台から降りる。
先生と向き合い話に入る。
「妊娠してますね。今のところ、仮予定日が6月7日です。」
「はい。」
「産みますか?」
またか?この病院は・・・。
おめでとうもないうえ、この台詞だ。
2度目だから慌てないけどね。
「はい、そのつもりです。」
「では、卵巣のお話しをしましょう。」
「はい。」
「このままこの状態だと、いろいろ問題があるので切ります。」(サラリという)
「そうですか・・・。え?」
「あの・・・?切る?」(かなりでかい声で聞いた私)
先生たんたんという。
「そうです。妊娠4〜5ヶ月の安定期に。」
「切るって、お腹をですか?」
「もちろんその頃までに腫れていればの話ですよ。」
「・・・大丈夫なんですか?」
「結構いるんですよ、平気ですよ。」
「腫れはひくんですか?」
「ひく人もいれば、駄目な人もいますからねぇ。」
「はぁ・・・。」
多分、私真っ青だったんだと思う。
血の気がサーと引いてくのがわかったもんなぁ・・・。
「・・・・。」
「あ、ほんとに赤ちゃんには影響ありませんから。あ、次回ね、腫れがひどいから、
念のため、また2週間後にきてください。」
「2週間後ですか。」
「そうです。」
「・・・はい。」
うなだれて診察室を出る。
「3ヶ月位になったらいこう計画」がおじゃんになっただけでなく、再び
「2週間後にきてください」になってしまい、更に妊娠中にもかかわらず、
お腹を切らなければいけないかもしれないという状況に、もんもんとしつつ
帰路につくのでした。
あぁ・・・。
つくづく私って・・・。
ババひく女・・・・。
続く
感想メールです。
「どもども\(^o^)/上田さん
しかし、毎度毎度色々ある人だねぇ(^_^;)
出産は大変なことだと言うのは知ってるけど
こんなに色々起こる人の話は聞いたことが無いなぁ
ちなみに、古河の秋葉病院って言う産婦人科の先生は女性らしいよ
昔かかったとき、女性の先生だった
(ちなみにかかったのは小児科だけど(^_^;))」
へぇ・・・。女医さんいるんですねぇ。
それはそうと、毎度毎度いろんなこと
結構みんなあると思うなぁ、うん。
あんまり言わないだけではないかなぁ・・・。
でもやっぱり私だけか?
ババひく女だし(笑)。
「そーいえば、何かの小説で読んだんだけど、
男性の産婦人科医は、ゲイが多いそうです。
やっぱ見過ぎて嫌になるのかなあ??
ところで、おりものなんて培養してどうするの??
なんであんなに痛かったんだろう、って
けっこう大きくなってから母に聞いたことが
あったんだけど、「穴の開き具合がまだまだ
だったのよ。」っていわれたんだよね。(^-^;
大正解ってことかなあ。」
大当たり!!(ドンドンドン♪)何か出ないの?
それはさておき・・・。
なんでも培養して、悪い菌がでれば、その感染ルートを
割り出して・・・・って感じみたい。
ちなみにうちの娘は、雑菌だったらしい。
そこらにころがってるやつだって。
砂遊びして、手も洗わず?いじったりしたのでは?
ってことらしい。
もともと、あそこって殺菌作用があるんだって。
その浄化殺菌作用の力が弱いと、化膿してしまうんだとか。
ゲイですか・・・。
なんとな〜く、気持ちはわかるような気がします(笑)。
「メ−ル配信ど〜もありがとうございま〜す。
ってゆ〜か、上田さん!
”やまとの時は、そんなに大変ってワケじゃなかったんだけどね〜”
なんて豪快に笑ってませんでした〜っ?!
大変じゃないですか〜!
考えただけでコワい〜、イタイ〜。
ところで。
今日は、とっても面白いものを見ましたよ。
やまちゃん、双子のてんちゃんらんちゃんvs りす組まおちゃんで
闘っているんです。まおちゃん(女の子)が”どいて〜”、
すると3人で声をあわせ”ヤ〜ダ〜ヨ〜”。
さらに、まおちゃん。
そして”ヤ〜ダ〜ヨ〜”。くりかえし。
だんだん言い方もキレ気味になってきて、大変です。笑
でも、やっぱり女は強いですね〜。
”も〜いい加減にして。知らないからねっ”と捨てゼリフをはかれて
3人して、しばし立ち尽していましたよ笑
それでは!」
ははは。瑞穂に比べたら、どんなのも「大変ってワケじゃ」ないかも。
そうだね、今思い出すと大変かも。
って、記憶なくってさぁ・・・、困ってるんです。
2歳児のお姉ちゃんと仕事と家と、なんだかバタバタしてたせいか
ぜ〜んぜん覚えてないの。だから、前のように毎日送れないんです。
思い出し、思い出し、打ってるんで(笑)。
らんちゃんてんちゃんと仲いいみたいですね。
らんちゃんてんちゃんって、双子です。
らんま、てんまと言います。
?って思った方もいるよね、この名前。
由来、ちょっと聞いてみたいみっちゃんです(笑)。
「こんにちは。
出産体験記U、ありがとうございます。
まとめて読むと文量かなりありますね。
これを毎週書いている上田さんは本当に偉いですね。
仕事と家庭と作家活動。
恐れ入りますね。
しかし・・・。卵巣腫れるって。
腫れるものなんですか、卵巣。
しかも妊娠中に切るって、怖くなっちゃいますね。
それって、妊娠中になるものなのですか?
普通に生活していてもなるのでしょうか?
どきどきします。
いきなり宣告された上田さんはもっとどきどきで、
びっくりで、不安ですよね。
大倭くんも、当時意識があったらびっくりだったでしょうね。
なんか自分以外にある!って。
腫れてるぞ、大丈夫か?とか。
これからは毎週火曜日に読めるんですね!
嬉しいです。
楽しみにしています。」
こんにちは。
卵巣って腫れるんですよ。友人がお腹痛いって
病院いったところ、しっかり卵巣はれてて、悪性か
良性かで検査して・・・(悪性だとガンでしょ?)
肝を冷やしたらしいです。
下腹部に「にぶい痛み」があるときは、婦人科に。
内科にいっても婦人科系の病気はわからないらしいですよ。
「産婦人科で最初に「おめでとうございます」言わないのは
必ずしも「妊娠=めでたい」ではないことも多いからとか聞いたことがある。
(欲しくない人、理由があって欲しいけど産めない人etc...)」
そうなんだよね。理解はしてるよ。
でも「産みますか?」ってのはもっとなんか・・・。
っていうか、うれしそうにいくんだから
「産むな、こりゃ」ってわかりそうなもんでしょ?
言い方かえてくれればいいのにねぇ。
まいいや。 そんなこんなで第9話です。
第9話
もんもんとしながらも、時間を気にしながら
車を走らせた。
まだ10時ちょっと。
今なら役場にいって、母子手帳をもらえる。
しかし、以前はなんとも思わなかったんだけど
「町役場」ってローカルな響きだよねぇ・・・。
ずっと市役所ってところで育ったから、最初は
結構抵抗あったの、この響きに。
ほんと、役所の言い方もそれぞれよね。
区役所・市役所・町役場・・・。
あぁ。。。。
やっぱ「町役場」はローカルだぁ・・・。
こう思うの私だけ??
母子手帳・・・。
多分、保健センターでいいはず。
S市の時は保健センターが辺鄙なところに
あったけど、K町は役場の敷地内。
もちろんまだ、医者の証明書はもらっていない。
またまた、フライングの交付を狙っている私だった。
だってそうそう会社休めないでしょ。
土日も役場がやってればいいんだけど
やってないんだもの。
休みは有効に使わなきゃね。
車は11時ちょっと過ぎについた。
「母子手帳ほしいんですけど。」
「はい。じゃこれに記入してください。」
出産予定日、第何子、住所等を書かされる。
S市の時よりも項目も少なく、用紙も半分の大きさでした。
もらえる妊娠関連の小冊子は3年前と同じくらいの量です。
「おめでとうございます。」
「ありがとうございます。」
この妊娠でのはじめての「おめでとう」は
このときの保健センターの職員さんからだった。
うれしい〜。
母子手帳をもらい、妊娠を実感する。
お腹を切ることは怖いけど、今は考えまい。
頭から捨て去ろう。
で、いったん家に戻った。
ほんとは戻らないで会社に行こうかと思ったんだけど
一応産婦人科に行くと言って出てきた手前、報告しないとね。
「ふうん。私には関係ないからね。」(キッパリ)
これだよ、これ。
妊娠してました、っていったらこうだよ。
この人って、ほんと。
あぁ・・・。
もちろん、お姑さんの台詞よ。
「お前達はそろそろ二人目って気でいるんだろうなぁってのは
わかってたさ。」
卵巣が腫れてて、切るかもしれないといっても・・・
「ふうん。変なこともあるんだねぇ。」
これで終わり。
一人目の電話で知らせたときとは大違い。
あの時は大事にしなきゃいけないよ、とかいろいろ言ってくれたのに。
義理でも言ってくれれば、まだ会話になるのに。
ま、もう期待しないことにしてるからいいんだけどね。
やってくれたら「ありがとう」の方が私は楽だ。
改めて、そう思う。
「会社いってきま〜す。」
そそくさと報告を終え、会社に向かった。
笑おう、笑おう、と心で思っていた。
でも・・・
妊娠がわかっても、なんだかちっともうれしくない、平成9年11月4日だった。
続く
感想メールです。
「こんにちは
相変わらずのお姑様だねー
でも、読んでると、いろんなこと気にしなくなって
だんだんおーきくなっていくみつこさまもおもしろいです。
そういえば別居の話はどうなってるの?
やっぱり中に浮いたままなのかな
旦那がもうちょっとしっかりしてくれればなあ
どうしちゃったんだろうねえ
あんまりみつこが強くしっかりしてると
甘えすぎっちゃって、わかんなくなっちゃうのかねえ
うちの父親を見てるようだよ
なんか全然感想じゃないなあ
またメールするね。」
は〜い。まってま〜す。
「こんにちは。
11/21出産予定だった友人が、
10日早い11日に、無事女の子を出産しました。
超安産だったとのこと。
詳しい話はこれから聞くのですが、良かった良かった。
2,700グラムの赤ちゃん。
ちょっと小さめですか?
彼女自身、臨月なのに妊娠前より4キロしか増えていなかったから、
仕方ないのかもしれませんね。
私も2,600グラムだったのに、いつの間にか重たくなりました。(^_^;)
1ヶ月は実家に帰っているそうです。
旦那さんはしばらく一人暮らしですねえ。
でも旦那は南浦和で、実家は大宮ですから、近いですよね。
職場の友達は奥様が日高だったんですけど(入院中は川越の病院)、
毎日仕事終わってから通っていました。
旦那も大変ですね。
そのうち出産祝いを持って友達みんなで押しかけなければ。
これで一安心です。あと一人、来年1月に出産する友達が無事にすめば、
しばらくどきどきすることはないはずです。
それではまた。」
う・うらやましい。
超安産ですね。小さく産んで大きく育てるというのが
いいそうです。
人の出産もいいけど、ご本人のご予定は??? なんていうことは、できない人もいるから聞いちゃいけないのよね。
ってなところで、第10話です。
第10話
11月4日。
会社の休みは午前中のみ。
お弁当を近くで購入してお昼休み直前に出勤。
少し仕事をしてお昼休みに突入。
妊娠をみんなに告げる。
うわ〜おめでとう〜と祝福され、うれしくなる。
単純である。
ただし、卵巣腫れてて、切るかも、というと
一瞬シーンとなる。
一瞬の静けさののち、一人が言った。
「大丈夫だよ。上田さんだもん。」
「そうだよ、うん。」
おい!!
ちょっとまて。
同意する同僚も同僚だが、まったく「大丈夫」の理由に
確たるものがないぞ!!
”上田さんだから”ってなんだ???
瑞穂が危ないときもそうだったけど。
みっちゃんの子だから・・・って。
私は一体なんだと思われてるんだろう・・・。
不死身の怪物かい???
ま、そんなことはさておき、会社の同僚への報告は終わった。
あとは上司に報告するのみ。
が、しかし。
その機会はなかなか巡ってこなかった。
あんまり部の売上が悪いんで、本社から急きょやってきた部長は、
本社時代の上司で、気心しれててあらうれしい!でいいんだけど、
パートさんリストラ問題とか、売上不振とか、いろいろあって
部長の機嫌悪かったんだもの。
そんな状態では、なかなか言い出せないでしょ?
ちなみに私の席の斜め後ろに部長。
真横が課長。係長が真後ろという感じで
管理職にかこまれていた私でした。
3人ともタバコ大好き!! ヘビさん(ヘビースモーカー)だったので、
3人がオフィスにいるときは煙地獄のようでした。
禁煙3年目の旦那に、家ですれ違いざまに
「髪の毛洗え!タバコ臭い!!」
といわれたのもこの頃。
一応禁煙の事務所で、喫煙所もあるんだけどねぇ・・・。
上の人が守らなきゃ、下が守るわけがない。
てな感じで、妊婦としてはあまりよくない環境のオフィスで
仕事を続ける私がいたのでした。
続く