★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆
感想メールです。
「え?この時点でまだ、3回目ってことは教室って全何回?
おりゃぁまた、妊婦さんっちゃ、ひっきりなしに、
あつまって、えっさ、ほいさと運動やら、勉強しとるんか
とおもっとった。テープきいてみたぁぁぁぁぁい!!!!!!!
なんか知らんが、面白そう。きっと、先生も受け狙いで、
わかっていながら、そのテープをつかいつずけてるんじゃぁ?
ほんでもって、年に1〜2回の事だから、先生もこのテープで
受けるのを楽しみにしてたりして…。
今度、教室いったら(またいくでしょ?)借りてきて
ダビングしといてよ!」
どうして「また」行くのよ。引っ越したのに。
もう!市町村違うってば。
少し余談です。
かばとサルの事で、質問してきた人は二人いたのですが、
これは、いまだに言い合いになったりすると出る言葉なんです。
旦那に至っては、普段からいってたりして。
この間も上の娘(この体験記の赤ちゃん)に
「ママはね、かばなんだよ。」
などと言い含めていました。それも、私が夕食の片づけのまっ最中に。
しっかり聞こえてるぞ、サルのやつ〜っ!!!と思っていたら
「ママは、かばじゃないもん!」
と言い返す娘。
お?
「違うよ、ママはかばなんだよ。」
「違うってばっ!パパのばか!パパがかばなんでしょっ!!嫌い!」
台所で聞いていた私は、くっ、ざま−みろっ!といい気分でした。
4才にもなると、言うことが達者です。
しかし、この体験記ではまだ20週(5ヶ月)の終わり。
さてさて、本題に入りましょう。
★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★
第二十一話
母親学級第4回
「 両親学級 」
12月4日 日曜日。
午前10時より両親学級が開催されました。
開催って程の物ではないけど。開かれました、が妥当かな。
これは、もちろん夫婦同伴。
旦那は行きたくねぇ・・・と、ごねていましたが、結局行ってくれることに。
いざ行ってみると、いやぁ・・一人でこなくてよかった。
24人中、2人が欠席。2人が一人。
あとの20人は、全員夫婦で参加していたんです。
欠席の2人は、もうお子さんがいて、第二子第三子出産予定の人。
一人できた2人は、ご主人が日曜日仕事の方。保健婦さんもびっくり。
「このグループは、なんて出席率が高いんでしょう。」
とずっと言ってました。
「今日の両親学級はまず、出産のビデオをみることからはじめます。」
と、保健婦さん。そしてビデオ上映になるのですが、このビデオ、
陣痛から出産までを、実写とイラストを混ぜて説明するしろもの。
かなり画像が悪いのですが、実写で、赤ちゃんが出てきて、へその緒を
切るところまでしっかり映していました。こんなところ映して
いいんだろうか・・・・?。でもまぁ「いやらしい」というか
「そそられる」という状態のものではないし・・・いいのかなぁ・・・
かなりグロテスクだもんなぁ・・・などと、かなり観点から
ずれた見方をしていた私でした。保健婦さんが
「感想を聞いてみましょうか。いつもはいないご主人に。」
と、一番はしにいた人に言った。
「いやぁ・・・なんか感動しました。」
そのご主人は言った。
「そ、そうですか。じゃぁ隣の方は?」
「はい。自分で回転しながらでてくるなんて、知りませんでした。
凄いですね。」
「次の方。」
「立ち会おうと決めました。」
保健婦さん、ここで次の方、とはふらず
「いやぁ・・・このグループは違う。いつもと違う。」
と言い出しました。
「いつもは、ちょっと気持ち悪かったです、とかが多いんですよ。
感動しました、とか、立ち会い決めましたなんて初めての意見でした。」
なんか保健婦さんの方が、感動モードになっていました。
その後、グループ分けされて赤ちゃんが熱を出した時、
どうすればいいかを話して下さい、と言われ、意見をまとめて発表。
そして・・・・うちの旦那は、このために来たといってもいい
「沐浴指導」になりました。
と、いうところで、時間切れ。それではまた明日。
続く
第二十二話
沐浴指導。いわゆる赤ちゃんのお風呂の入れ方、であります。
いきたくない、と言ってた割には、気合いが入っている旦那でした。
実は昨日、12月3日に友人が泊まりに来ていました。
彼女はこの4月に出産した赤ちゃんを連れて来ていました。
ちょうど、お腹の赤ちゃんより、一年早い赤ちゃんです。
彼女は昨年の公演中に、怪しい怪しい、と言い続け、
8月半ばにおめでた発覚、産休に入り、4月に女の子を産みました。
(気づくと、うちの劇団7月公演多いなぁ・・・)
まぁ、それはいいとして。
7ヶ月の赤ちゃんは、よく食べよく飲み、元気でした。
旦那は練習だ〜っ!と、その赤ちゃんを自宅のお風呂に入れ、
見事におぼれさせた、と言っていました。
でも、赤ちゃんもちょっとの事では、動揺しなかったらしく、
泣きもしませんでした。
それが自信(?)になったのか、ならなかったのか、
よくわからないけど、旦那は「やってやるぜっ!」モードに
なっていました。実は私たち、彼女と夜遅くまで話し込んでいました。
これからの劇団の事、とかいろいろ。考えるときりがない。
彼女は朝食後、帰って行きました。
そして、眠たい私たちはここにいるわけです。
3つのグループにわかれ、それぞれにベビーバスが用意されました。
3sの実物大の赤ちゃん人形も登場です。
かわいいだの、かわいくないだの騒ぎながら、保健婦さんが
お手本を見せてくれました。
「赤ちゃんの頭は、まだ首がすわっていないので気をつけて。
片手の親指と小指で、両耳を水が入らないように押さえて下さい。」
先生はさっさと、手際よく人形を入浴させていました。
「最後に、お風呂から上げるとき、絶対に水を切るためと、
ふらないでくださいね。」
赤ちゃんのこと、ふるわけないじゃんっ!と声があがりました。
「いいえ。いるんです。今日やらなくても本番にやる人、いますよ〜。」
保健婦さんの自信たっぷりの言葉。
う〜ん。いるかも、と思う私。
さて実践です。
みんな持参したエプロンを着て、かわいいだのなんだのと、
また騒ぎながら(奥さんのエプロンしかなかった人なんか、
本当にかわいいのを着ていました)はじめました。
どの夫婦も、衣服の着脱を奥さんが、入浴を旦那さん、という形でした。
二人で練習しているところを、記念写真にします、と保健婦さんが
写真をとりだしたので、騒ぎが一層大きくなりました。
(こんなエプロンやってるところは撮らないで〜!とかって)
順番が廻ってきました。
まず、衣服を脱がせ、沐浴布でくるみ、渡します。
旦那は温度を肘で確かめ、湯温計をうかべたベビーバスに、
足からゆっくりと入れます。
こっちはその間に、新しい衣服・おしめを用意します。
着せやすいように2〜3枚ある時は、服を重ねてしまいます。
その用意した服の上に、バスタオルなどをおいて、あがって来るのを待ちます。
旦那の方は、ガーゼで、目、鼻、おでこ、口元、となぞってふいてあげます。
ベビー石鹸を手になじませて、頭、首、腕、足、股、と順々に洗います。
赤ちゃんをくるっとうつぶせにし(このやり方は2通り)
背中、おしり、これで終了です。
あとはあったまって終わり。
そして、あがります、というとき
・・・・・おやくそくだよ、全く。
旦那は赤ちゃんをしっかり「ふった」のでした。
「振っちゃ駄目だよ〜(笑)」
とグループの人達に笑われ
「つい・・・」
と旦那。
つい、じゃねぇだろ! つい、じゃっ!
と大笑いで終わった沐浴指導でした。
ちなみに、私たちの後にやった夫婦も「ふって」ました。
家に帰って昼食後、二人で昼寝をしてしまい、気づくともう夜でした。
夕食を軽く済ませ、年賀状の宛名を少し書き、引っ越しの
準備しなきゃ・・・と思いつつ、布団に入って寝てしまう私でした。
どうも「眠い」はいつまでたっても、なくならないものでした。
続く
*******************************
一週間ぶりです。ご無沙汰しました。
この体験記のちびちゃんが「嘔吐・下痢」に冒され、点滴治療のため、
お休みを余儀なくされていました。あんなにひどい症状でも、
インフルエンザではない、との事。
1900年代最後の風邪は、なかなかタチが悪いようです。
大人もかなり、ひどい症状になるようなので、みなさん気をつけましょう。
では感想メールです。
「まず、思った事。「俺、絶対子供いらない……。」
めんどい。たいへん。
今回は長かったね。いつもなら、読み応えを期待して、
長いの大歓迎なのだが、今日は、朝から目が霞んで痛いもんで、
めーるを開いて、まず、連絡事項はないか、文頭を確認し、
文末を見ようかとスクロールさせて、「うぅ…。」となってしまった。
こんなに、眼を酷使してるとほんとのジジイになったとき、
もー眼が見えんのではと思ってしまうよね。あと、子供を振る…。
おれ、首根っこ、猫みたいにもって、振ってるとこ想像してしまった。
あと、かたてで、両の耳を押さえられるの?
うううん、赤ん坊の大きさがまったく浮かばん…。
でも、たぶん、俺もやったら、振ると思う。
ついでに、ごしごし拭いてしまうだろうなぁ。」
お仕事も程々に。
********************************
第二十三話
12月8日
第5回母親学級
「 お母さんの食生活
母と子の虫歯予防/歯科検診 」
今日は午前午後、丸一日の母親学級です。
ほんと、これって「働く妊婦さん」には、めちゃくちゃ不親切な学級だと思う。
なんで平日にやるんだろう。働く妊婦さんの為の「休日母親学級」
なんて企画してくれるといいなぁ、と思う。
と、こんなところで愚痴ったところで、はじまらない。
それに、ここで習ったことが「役に立つ」かどうかは・・・
疑問であるから。友人は、絶対「意味ない」と言っている。
友人に、肌着作成のことを言ったらこういわれた。
「今時、そんな事やってるの?現代の奇跡だね。」
彼女は今、神奈川に住んでいるのだが、この言葉で母親学級の内容が
各市町村で全く違うことが判明した。まぁ、そんな事はおいといて、
S市の母親学級の内容に入りましょう。
午前中は調理実習。妊婦さんがとったらいいよ、
という栄養の代表「レバー」を用いての調理。
これがまた結構、下ごしらえから時間がかかる。
働く妊婦さんには、平日作れないメニューだ。
このレシピ、一回家でもつくったのだが、手間がかかるので
捨ててしまった。捨てたことが記憶違いで、レシピが
出てくるようだったら、ここに載せましょう。
レバー嫌いの人でも食べられるという優れものでした。
うちの旦那は「レバー嫌い」。
匂いも嫌だという。その旦那もこれは食べられました。
話は戻って。
さて、調理実習です。
その前に、朝つくったおみそ汁を持ってきて下さい、
という指示があり、持ってきていた人が塩分チェックを
してもらっていました。
朝つくることがない私は、持ってきませんでした。
つくったって、旦那は朝食を食べないんです。
私一人だったら、パンの方が楽、ということでおみそ汁は
「夜」のみ限定のメニューでした。
夜つくったのでもよかったら、持ってきたのだが「朝」
限定だったので、わざわざつくらなかったのでありました。
栄養素のお話があって、今日のメニューの説明。
−レバーの肉団子と紅茶ゼリー−
確かこんなメニューだった。
みんな家で、調理を毎日やっているはずなのに、
妙に気合いが入っていて仕切っている人達がいた。
私は、彼女達のいうまま切ったり、煮たりしていただけだった。
「レバーは駄目なんだけど・・・」
と食べない人がいると、栄養士さんがすかさず言う。
「なんの為に今日来たの?あなたの為でなく、赤ちゃんの為に食べてみて。」
それで、4〜5人いた「レバー嫌い」の全員が食べた。
そして言った。
「これなら食べられる。」
そんな訳で、のちのち、家でも旦那に食べさせる私がいた。
食後、歯医者さんが来て歯の説明と歯の検診。
これがもう眠たい眠たい。
食後、温かい部屋で温かい日差しにつつまれたらもう駄目。
すやすやモードの人がたくさんいました。
もちろん私も、うつらうつら・・・・。
困ったもんであります。
歯科検診で、未処置の歯があることを指摘される。
だからって、今から病院には行けない。
薬が使えないから。
じゃあなんで、検診なんかするんだろう。
生まれたら、いく暇なんかもっとないだろうに。
この検診は一体なんのために・・・?
???
こうして、第5回母親学級は過ぎていくのでした。
続く
******************************
感想メール載せますね。
「おそくなりまして。感想書くね。今回は、全体的にまとまって
落ち着いた良い文章。まず、思った事。虫歯予防って…。
もしかして、紙に書いてしまえば一枚で終わるような…。
文から推察すると、つまるところ「妊婦さんは、薬が×だから、
虫歯にならんようにね。」ってことでしょう?
みつ子さんも書いてるけど、ほんと、じゃぁなんで…ってことだよねぇ。
これは、検査して、なかったら「良かったね。」で、あったら
「覚悟してね。」ってことかぁ? それとも、麻酔なしで、
ぬけってか?削れってか?うううん、やっぱり、医者と金持ちの
考えることはわからん……。
それから、料理。なんか、田舎をおもいだしてた。
そんなに、しゃれた料理じゃなかったけど、家のおふくろも、
小料理屋・とか寮母をやってたせいで、料理には結構…なんだけど、
昔、親戚の妊婦になったお姉さんや、近所の若奥さんやら、
娘が妊娠したって言うおばさんなんかが、家で、ならってた
なぁ。んで、いかに楽して、栄養をとれる料理を作るかって
ことなんだけど、どうしてもってやつは、結局、おふくろが
つくって、おれもよくお使いさせられた。しかし、味噌汁まで
もってこさせるかねぇ?結構こまかいんやね。」
そう。現代の奇跡とまで言われましたから。神奈川の友人に。ははは。
********************************
第二十四話
母親学級編(いつからそんな編ができたんだか)最終回。
12月15日木曜日 晴れ
第6回
「 赤ちゃんの生理と異常
妊娠中の生活・産後の生活と家族計画 」
今日で終わり。結局、一度も雨に降られず、自転車で通いきった私。
予定日を1月頭に控えた人などは、お腹が重そう。
ちなみにこの学級で、一番早く産んだ人は12月30日。
2週間後には母になっているのでありました。
今更思い出したんだけど、確か第一回の時、
現役の産婆さんが来てお話をしてくれました。
80才をこえるといっていましたが、仕事をしているせいか、
とても80には見えない方でした。
娘さんも50すぎで、産婆さんをやっているとかって
言ってました。あの産婆さんは今も現役なのでしょうか。
病院ではなく、産婆さんにとりあげてもらう赤ちゃんが、
まだいるんだなぁ・・と思ったことを思い出しました。
もう一つ思い出したこと。
多分、前回の歯科検診のあとだったと思うのだけど
「母乳マッサージ」というのもやりました。
今のうちから乳首をマッサージしておくといい、
とのことでみんなで、女性のマッサージ師さん(本当の職業忘れた)
にみてもらい、マッサージの仕方を教わりました。
そのマッサージの痛いこと痛いこと。
人の乳首だと思って、無理矢理ひっぱったりしてるんじゃない
だろうか?と疑うくらい、乱暴?(こういったら失礼だが)
なマッサージでした。まぁ、なんだかんだと、
母親学級も終了に至ったわけであります。
第6回は、ほとんどあってないような回でした。
修了書と、両親学級の時の写真をもらい、
馬鹿うけしながら今後について話し合いました。
今後。
同窓会みたいに、会っていこう、というのであります。
なるほど。で、次回は来年3月22日と決めました。
終わって思ったことは...
母親学級って、母親になるための心構えより
「お友達づくり」がメインのような気がしました。
実際、同じ市町村で過ごしていったら同じ年の子供がいると、
いい相談相手になるから・・・。
引っ越しがわかってた私は、ちょっとさびしい感じでした。
ちなみに24人位いた妊婦さんも、
哀しい出来事なんかもあって、20人になっていました。
「哀しい」は、妊婦さんじゃなくなっちゃった、ってこと。
本当に「赤ちゃん」って授かりものです。
神様は、授けてくれても、すぐ取り上げるときがあります。
この同窓会を続けていき、よけい実感しました。
「二人目のさずかりもの」が去っていく人が多いことで。
とはいえ、とにかく22週。
体重はプラス1kgのまま、頑張る私がいたのでした。
続く
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
今度は下のちび、大倭(やまと)の具合が悪くなった。
今回は点滴を免れたが、この2ヶ月間、病院の常連さんになってしまった。
水疱瘡・急性胃腸炎・急性気管支炎・・・・ふう。
全く、「働くお母さん」にとって、子供の連ちゃんの病気は痛いものです。
というところで、弟二十五話です。実はこの二十五話、おととい打って、
登録の際ミスって消しちゃったんです〜!すっごいショックでした。
まぁ仕方がない。気を取り直してまた打つか。
きっとべつものになってしまうんだろうなぁ・・・。
そうそう、13日月曜日は急性気管支炎の息子の通院の為、
この体験記はお休みです。お休みの時は「休載です」と載せておいて、
という依頼があったのでお知らせいたします。では感想メールです。
「おなかが重いって感覚。たぶん男は一生わからん感覚なんだろうな。
男と女ってほんとに違うんだねぇ。でも、男にあって、女にない
感覚って…なんか、ほとんどないような気がする。それにあっても、
全然神秘的じゃない。産婆さんですか…。ほんと、産婆さんって、
代々やってる人おおいよねぇ。やっぱ、産婆の娘は、若い頃から
出産手伝って、妊婦や、新生児の扱いになれてるからかなぁ。
それとも、出産がブッキングして「あんたでもいいから来て!」
とかいって、いつのまにか産婆になってるとか。なんか、前回ので、
母親学級ってなに?って存在価値うたがってたけど、なるほど、
隣組みや、町内での付き合いの薄い現在では、同じ妊婦、同じ年頃の
子供をもつ友達や仲間を作る良い場所であるわけだ。妊婦になれば、
きっと、メンタル面も不安定になったり、あまり、出歩かなく
なったりするっていうしね。これならば、無理しても行ったほうが
良いかも…。でも、子供を失ったことが、人数としてはっきり
感じられちゃうってのも、すごく、悲しい集まりだね。
でも、だからこそ自分の子供のありがたみもますのかな。
ところで、二人目のさずかりものが去っていくことが多いって…?
なぜ?」
何故でしょう。そのうち載せましょう。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
第二十五話
12月17日土曜日 晴れ。
定期検診にいく日であります。
が、しかし、旦那は起きて来ません。
昨日旦那は忘年会でした。
「引っ越しの荷物整理もあるし、1次会で帰るよ。」
などどいっていたくせに(信じていなかったが)案の定10時にTELしてきて
「ごめん、何時になるかわかんない。」
もう酔っぱらいモードに、どっぷり浸かっていた。
11時にTELしてきて
「一人、連れて帰るかも。お布団ひいといて。」
なに〜〜〜〜〜っ!!!!!!!
この部屋に、今、この部屋に人を連れてくるだと〜っ!!!!
自慢じゃないが、引っ越しを一週間後に控えた部屋の中は、
めちゃくちゃである。
あちこち段ボールが積み上がっていて、ごゃごちゃ。
それでも、仕方ない片づけるか・・・・と
えっちらおっちら片づけて待っていれば、一人で帰ってくるし。
あきれてものも言いたくない。
この馬鹿ザル!
ほんとに、お酒はいるとお馬鹿なんだから。
そして、今日、起きないのである。
「起きてよ、今日、検診だよ。」
「うぅ・・・気持ち悪い・・・」
「お酒強くないのに、2時間以上飲むからだよ。」
「うぅ・・・吐きそう・・・」
「何も出てこないよっ!どうせ、飲むだけで食べてないんでしょっ!」
「二日酔いだよ〜・・・・」
「そんなの言わなくてもわかるよ、いいから起きてよっ!」
「うぅ・・・頭痛い・・・。」
「はい、バファリンとお水。いいから起きて、病院いくんだから。」
「だって気持ち悪い・・・。」
「起きなさいっ!」
「午後行こう・・・午後。」
「午後じゃ、何時になるかわかんないでしょっ!」
そうなのだ。あの病院こんでて、一度午後に行ったら、
4時間かかったことがあって。以来、病院は午前中に行くことに
しているのでした。ちなみに午前中なら2時間位で済むのさ。
(それでも2時間かかるんだけど)
旦那がやっと起きたのが11時20分。
11時30分に、家をでて病院へ。
22週と3日。全て順調。今回はじめて、
旦那が超音波でちびチャンを見た。
「・・・・・」
終始無言の旦那だった。
感動してるんだか、二日酔いで気持ち悪いんだか。
背骨も、足の骨もしっかり見える。
太股の骨なんか、よく漫画なんかで、
犬がくわえている形そっくりだった。
お昼を軽く済ませ、K市のロビ○ソンへ。
掃除機が安売りしていたのでした。
が、お目当ての掃除機は売り切れで、注文して帰ってきました。
夕食後・・・・TVが、辰吉が引退しないらしい、
と騒いでいる中、年賀状の宛名書きをしつつ、
来週は引っ越しだ・・・と片づいていない部屋に
ためいきをつく私がいるのでした。
困ったもんであります。
続く
第二十六話
忘れていた出来事。
12月も半ばすぎ・・・22週も終わろうか、というこのころ。
「かゆみ」におそわれていた。
身体中が、かゆいのではなく、一部分が「かゆい」のである。
仕事に支障をきたすほどではないが、気になる、というのは事実である。
どこが「かゆい」かというと、胸とお腹(下腹)なのである。
なんでこんなに「かゆい」んだろう。
かいてもかいてもとまらない。
だから、かかないように気をつけるのだが、気づくとかいている。
どうしようもない。
とにかくかゆい。
旦那が
「医者にいえば?」
という。
「うん。そうだよね。」
と私。
が、えらく恥ずかしくて、聞きたくなかった。
昔から「聞く」とか苦手なのである。今は違う。
子供を産んで、恥がなくなったのかなんなのか。
まぁそれはいいとして。
そして12月15日発売の育児雑誌「バルーン」でこの
「かゆみ」の正体が判明する。
診察2日前の事である。
おかげで、先生にきかないで済んだのである。
ほっとした私。
今でも、この「バルーン」は隅から隅まで読んだなぁ・・・
と自負する。
本当に・・・つくり手が喜びそうなくらい、読んでいた。
だって先生にあまり聞きたくなかったから。
怒られそうで、こわかったのである。
全く、肝っ玉の小さい女である。(って今は違うけど)
う〜ん。今は違うと、打ってる自分が、ちょっと恥ずかしいかも。
二人目の時は「たまごくらぶ」に浮気するのだが、一冊しか読まなかった。
一人目と二人目では、こうも母親の意識が違う。
子供の性格が違って当然だ。
と、また話がずれてしまいました。
この「かゆみ」の正体。皮膚が急激に伸びるので
「かゆみ」がでるのだそうだ。
そうか・・・それでもっと伸びると「妊娠線」とよばれる
紅い線もでてきたりするんだな、と納得する。
いわゆる妊娠6ヶ月半ば。
下着から何から、買い換えなきゃ・・・という時期がやってきていました。
短いけど今日はここで。
続く
*****************************
感想メールです。
「出産体験記で驚いた事は、みつ子さんの方は、母親学級は
結構色んな事するんだなぁ〜〜〜って思った。私は、
病院の中にある母親学級に行ったんだけど、ほとんど先生達が
喋って、ビデオ見てで終わりって感じで実際何かを自分達で
することなんてなかった。あっ!!唯一した事は、マタニティ
ビクスってやつですか。体操したぐらいだよ。だから、
読んでてホント驚いた。出産体験記はまだまだ続く
ようですね。楽しみです。」
これからもよろしく。で、もう一通。
「うううん。今回は「かゆみ」ですな。その「かゆみ」は、
急激に太ったおいらが、あちこちが 一時期かゆかったのと
同じなのかな。肝っ魂小さいって?だれが?
鬼姫の肝っ魂がちいさいんだったら、おいらなんか、
ミクロの肝ってことになる…。でも、人に聞くのは苦手
そうだねおもいっきり。あと、雑誌を角から角まで
読むってすごい…。おいらは雑誌は読まんからわからんけど、
小説とかでも、まえがきとかあとがぎは、ほとんどよまないもんね。
まさに、「読者」の鏡!作者・編集者とかにとっては宝やね。
まさに。よ、この「千両読者!」。にくいね!って、訳の
分からんテンションで訳の分からんことを言いながら、
次を読み始めるのでありました。」
ほんとに訳の分からないテンションだぞ?どうかしたのかい?
「 今、やっと25〜6話位まで読みました。
なまら面白いです。←道弁です。
文体が「さくらももこ」の書くエッセイに少し似てるなって
思いつつ読んでます。
ということで是からも、少しずつ読んでいきたいなって
思ってまふ。それでは」
さくらももこさんとは、うれしいですね。
割と好きです、あの人の漫画もエッセイも。
ではこれからもよろしくね。
*******************************
第二十七話
ちょっとまた本題からずれます。
母親学級の事を書きましたが(打ちましたが、かな?)
その終わりのほうに「二人目が去っていく人が多い」と載せました。
「どういうこと?」と、聞いてくる方が多いので、説明します。
簡潔にいえば、二人目を流産してしまう人が多いのです。
母親学級の同窓会は、3ヶ月おきくらいに1回、ありました。
半年後にはもう
「二人目ができたの。」
という、早業の方もちらほら。1年を過ぎる頃には、5〜6人が
「二人目が出来たの。」
という。けれど、次の会に行くと、
「駄目だったんだ。」
「私も。」
「また、次があるよね。」
という会話もちらほら。なぜなんだろう。
「どうしておりちゃったの?原因わからないの?」
と聞けば
「超音波で確認したんだよ。最初の受診のとき。」
「でも次の検診のときにいったら、もういなかったんだよね。」
「あ、私もそうだった。少し出血したんで病院いったら、
駄目でしたね・・・って。」
−私もそうだった−
という人が、たった20人くらいしかいないメンバーで
4〜5人いるって、とてもこわいことだと思いません?
なんで去っていってしまうの?
どうして?
まだ、二人目をつくれる状況ではなかった私は、
不安で一杯になりました。
そういえば私も、最初の受診から3回目にして、
はじめて母子手帳をもらって下さい、といわれた。
おめでた発覚で、とっとと「母子手帳」を取りにいって
しまった私だが、去っていってしまう、危険な時期だった
のかもしれない。なのに私は、無茶しまくっていた。
ゾゾゾゾゾ・・・。今更ながらぞっとします。
話は飛ぶけど、ちょうど雅子様が、今そんな時期
なのかもしれません。
宮内庁は、「おめでたではない」とは発表してはいません。
とにもかくにも、大事な時期な事は間違いないんです。
大事にしていただきたいものです。
そんなこんなで、二人目が去っていく人が多い、
とはこういう意味であります。
ちなみに原因は、いろいろだそうで。
一応3ヶ月位までの流産は、母親ではなく胎児の方に
原因がある、とされています。
されていますが・・・ねぇ。
現在の食生活。
慢性的な運動不足。
コンクリートの地面。
コンクリートの階段。
等々・・・・
一昔前は9割の人が、畑やら田圃で毎日歩き働き、
足腰がとても丈夫でありました。地面ももちろん「土」で
空気もよければ、食べ物も「ジャンクフード」なんてありません。
早寝、早起きが当たり前。
夜更かしもあまりしなかったでしょう。
けれど今、都会の9割の道はコンクリート。
どこへ行くのも車・電車・バス。
外食すれば、洋食やら、ジャンクフードやら。
TV番組なんて朝までやってる。
今、和食が見直されてきているとか。
本気で考えた方がいいのかもしれません。
「少子化」の原因は、こんなところにもあるのかもしれません。
赤ちゃんの突然死も増えてきているとか。
哀しい事です。
うつぶせが原因では?といっても、これもはっきりしていないし。
ともあれ、これから子供がほしい(将来ほしい)
と思うなら食生活とかから考えてみて下さい。
では今日はここで。
続く
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
明日は息子の1才6ヶ月検診の為、この体験記はお休みです。
しかし・・・次回から同居の話になるんですね。あぁ・・・
思い出したくない。でもこれからが本番なんだもんね。
頑張ってうちま〜す。暗い感じの文になると思います。
長男と結婚したくなくなるかも。って脅してどうするんだか。
では、次回は金曜日に。感想メールです。
「二人目の件…。それって、二人目は油断とか、いろいろで、
統計的にとかで、赤ん坊が行ってしまう事が多いってこと?
だとしたら、すごくさみしいことだね。
雅子さんの話。うちでも、話題になりました。体外受精だ、
試験管皇太子だって…。んで、殿下の遺伝子…いわゆる…
あれですが、を採取するシーンの話にまでなってました。
侍従か、爺がひかえてて、もらってくんだとか…。
Hビデオだとか…。馬鹿話はさておき、現代人、特に都心に
住む人の生活って、確かに異常だよね。あんまり、偉そうな
事言えんけど(俺は、不眠症だし1人者のなまけもんだから…。)
でも、10代〜40代位でも、夜は11時、12時は当たり前、
ってゆうか、会社を出る時間だったり、外食が当たり前で、
洋食・ジャンクは論外にしても、和食も、ほとんどの店が
酒や飲み物が進むように、塩・醤油をきかせてる。酢の物
なんか定食にはほとんどないし、栄養のバランスの悪さは
ひどいもの…。純粋に廃棄ガスなどの人工成分が含まれて
ない空気なんてありはしないし、浄化する木などすくなく、
公園とかにまとまってあっても、木を守るために立ち入り
禁止。維新のころ、外国の船乗りが日本の事を、「世界一
清潔な街」と表した面影もない。西洋の負けないように、
西洋に学び便利さを追求し、ついでに、その悪いとこまで
まねしていまや、「世界に負けない公害の街」になった
わけですな。そんで、今、それが、日本人の体自体まで
変えようとしてるんだね。恐い事です。近頃考えます。
どっか島にいって、漁師にでもなろうか。そんで、のんびり、
食い扶持かせいで、あとは、ゆったりと過ごす。綺麗な風と
のどかな空気に溶け込んで生活してた昔を夢見ます。
たぶん、そんな中で暮らせば、いやでも、健康で丈夫に
生きれるんじゃないかなぁ。」
そうですね。では続きです。
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第二十八話
平成7年1月1日。
朝、目が覚めて・・・おや?手がドラえもんだ・・・・と、思う。
正確にいうと、両手を握ったままなのである。
あれ? 開かない。手がぐーのままだ。
あれ?
あれ?
あれれれれれれれれれれれ????
ひ・開かない・・・・。
手が壊れちゃった−−−−−−−−−っ!!!!
必死で旦那を起こした。
「見て、見て、手が壊れちゃった。」
「なんだそりゃ?」
「開かないの。」
「手で開けばいいじゃん。」
「だって両手なんだもん。」
と、ぐうの両手を差し出す。
「何?それ。」
「わかんないよ、朝目が覚めたらこうなってたんだよ。」
「ふうん。ドラえもんみたいだな。あ、体型がそうだから、
手まで似てきたんじゃん?」
と、馬鹿にしながら旦那は両手を開いてくれた。
パキパキいいながら、私の手はようやく開いた。
「おお、治った。」
と喜んで、つい、ぐーぱーと閉じたり開いたりをしようとして・・・・
また、閉じてしまった。
「開かない〜・・・・。」
「馬鹿。」
「だってもう、一度開いたから、大丈夫だと思ったんだよ。」
旦那は再び両手を開いてくれた。
「しばらくパーにしてろ。」
「うん。」
ちなみに、旦那が手を開くとき、ちょっと痛い。
私はといえば、再び布団にもぐる旦那にため息をつき、
自分の手を見ながら、とうとう壊れたか・・・・。
手から来るとはなぁ・・・・。
と、思っていた。
昨年、12月23日にお引っ越しをし、一気に6人家族になった我が家。
23日からの3連休でなんとか荷物をかたし、同居が始まった。
が、24日の月曜日。
お義母さんを除く、5人が出勤という状況に、お義母さんはまず「きれた」
「休めないの?会社。」
年末であります。図面は山でありました。
(当時の私の仕事は外壁積算)休めませんと伝えれば
もう口をきいてくれませんでした。
なんだか、一気に憂鬱。でも頑張ってお仕事に行きました。
ええ、行きましたとも。家になんていてやるもんかっ!
家族ったって、口も聞かない、「働いている」事への理解もない。
一体なんのために「同居」したんだろう。
そんな事が頭をよぎりながら、スタートしてしまった、今の生活を、
なんとか頑張ろうと思い直していました。
でもこの1週間はつらかった。
最初の1週間、ということもあるんだけど、とにかくつらかった。
布団にはいると無性に涙がでてくる。
でも、とにかく頑張ろう、と思っていた。
多分、寝ながら頑張ろうと気合い入れていたんだと思う。
それできっと、手が「ぐう」になってしまったんだろう。
お腹にも力が入ってただろうなぁ・・・。
ごめんね、ちびチャン。
しかし、1月1日にこんなになるか・・・・。
この先どうなるんだろう、と不安になりながらお腹をさすり、
お雑煮を作り出していた私でした。
続く
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感想メール載せますね。
「おひさしぶりです。体験記、しっかり読んでます。
ぐーでしたか。私は、ぱーでした。って何だか・・・・
1週間、手首&足首から先が、むくんで動けなくなった
ことがありました。たいへんだったんですね。
うっ・・・なんか、どきどきしてきました。
あしたはどうなるん だろう・・・」
さてどうなったでしょう(笑)。
「ドラえもん化症候群の原因は、力み過ぎだっだのかな?
だとすると、強張ってたってこと?
にしても、不思議だ…。話の展開から、金縛りの一種かと
思った。でも、話に聞く上田のかあちゃんは、きつそう
だもんねぇ。同居か…。まぁ、家族になる第一歩では
あるわけだ。きっと サザエさん家は、奥さんの家に同居で、
しかも、ますおさんは男だから仕事するのが当たり前で、
家にいるのも、晩飯と寝る時位だから、あんなに、
ほのぼのやってられるんだろうね。
大変なんだろうね。女同士だし、考え方違うと…。」
ほんと、同居って甘く考えてました。うん。大失敗。
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第二十九話
二人目が去っていく・・・の話で、書き損ねたこと。
「二人目だと、どうして去っていく人が多いの?」
という質問があったので、またまたこの話題にふれます。
普通・・・
「普通」と表現してよいものやら、少々抵抗あるのですが、
一人っ子でいいという家庭以外なら(子供は複数ほしいという家庭)
一人産んで、2〜3年の間にもう一人・・・と考えるでしょう。
二人目を授かった頃、一人目はやんちゃな1歳児やら2歳児やら・・・。
でもまだ「だっこ」が大好きなはず。この「だっこ」。
これがくせもの。ものすごく腰に負担がかかるんです。
お腹にせっかく「二人目」が授かっても、一人目の時のようには休めません。
「つわり」で死にそうでも、子供のご飯はつくらなければいけません。
どんなに辛くても、子供がぐずったら「だっこ」したり・・・
とにかく「お母さん」は休めません。で、今の「お母さん」は
「おんぶ」しません。あくまで、「だっこ」ですまそうとします。
外出の時も、ベビーカー。かがんで抱き上げ、かがんで座らせ・・・。
腰に負担がかかることばっかり。「おんぶ」しちゃえば楽なのにね。
何かしなきゃいけない時は絶対「おんぶ」が楽です。断言します。
この「おんぶ」。最近、見直されてきているそうです。
理由は、腰にいいんだそうで。
リュックなんかを背負って歩くだけでも、腰痛にいいそうで。
で、この「おんぶ」が、ママ達に不人気な理由は「おんぶひも」が
前でバッテンになったりするからなの。理由は簡単。
「胸の形がはっきりでて、みっともない・恥ずかしい等々」
実は私もそう思って、リュック式のおんぶひもを購入。
使用しましたが・・・・・・・・・・。
とにかく30分おぶっていられない。
「はきけ」におそわれて立っていられない。
肩が痛くて気持ち悪くて、何もできなくなっちゃう。
これじゃなんのために「おんぶ」してるんだかわかりゃしない。
で、買ってきましたよ。
「前でバッテンになるおんぶひも」
これは1時間でも平気です。
思ったより、腰も肩も痛くはありません。昔の人は賢い。
おかげで最初の「おんぶひも」は押入の中。
「おんぶ」っていったって、ほんと3才までです。
恥ずかしがってないで「おんぶ」しちゃえばいいのに、と思います。
ベビーカーの子供の位置は、夏は一番暑くて、冬は一番寒い。
「おんぶ」しちゃえば、夏は暑いけど、冬はお母さんも子供も暖かい。
あれ? なんか「二人目が去っていく」から「おんぶ」の話になっちゃった。
失礼しました。
ま、とにかく、一人目と違う生活状況で、二人目を向かえなければ
いけないのに、自分と、お腹の子供に対する「配慮」があまりに
少ない気がするんです。たとえ、初期の流産は「胎児に理由がある」
にしても、もしかしたら、ああしなければ大丈夫だったかも、
という話をよく聞きます。
気をつけましょう。二人目をこれから授かる方々。
もちろん一人目もね。あ、そうそう三人目も。
最後にひとつ、その「ああしなければ大丈夫だったかも」の実話を一例。
保母さんのお話。夏場の暑い日。
こども達を水遊びさせようと、水を張ります。
といっても、小さい子供達なので、水深10センチあるかないか・・・
の水です。真夏です。
あっという間に「お湯」になります。
そこに足をつけた状態で、子供達と水遊び。
10分も遊んだでしょうか?
そして・・・これが原因で、待ちに待っていた赤ちゃんと、
さよならでした。
妊娠初期の妊婦さん、まずは自分の身体と赤ちゃん第一に
考えて上げて下さいね。
またまた、話がそれてしまいました。ではまた明日。
続く
第三十話
う〜ん。三十ですか。
いつまで続くんでしょう。というより、いつになったら
出産するんでしょう。
予定日は4月19日。そして今1月。
1月1日の続きです。
お雑煮を食べ、年賀状を整理して、初詣。
引っ越したとはいっても、アパートはまだ借りていました。
年賀状の配達があると思ったのと、掃除まで手がまわらない、
と予想しての事でした。
初詣のあと、アパートへ年賀状を取りに行きました。
その中で一通、うれしい知らせがありました。
10月に出産予定のはずの友人からで、しっかり写真入りの
年賀状には「姉弟」がうつっていたのです。
「弟」は紛れもなく、10月に生まれた赤ちゃんでした。
よかった、今日電話しようっと、と思う私でした。
でも、なんで今まで連絡くれなかったんだろう???
夕食後、早速電話をしました。
「いやぁ、ごめんね、連絡できなくって。」
と彼女。
「実はね、危なかったのよ。」
「え?危なかった?」
「うん。なんかさ、赤ちゃんって、9ヶ月の終わりぐらいから
羊水を飲んで、おしっことして出すって訓練をはじめるんだって。」
「へぇ・・・。」
「それがさぁ、何を思ったのかうちの息子、ウンチしちゃったらしくって。」
ウンチ? うんち・ウンチってあのウンチ・・??!
「何も食べてないのに?」
「そうなのよ、よくわかんないけど。」
「それで、そのウンチ入り羊水を飲んじゃって、
感染症起こしたみたいで。」
「危なかったんですか?」
「そうそう。でかいのに保育器入っちゃってさ。今は笑い話だけど。」
でかいのに、という彼は4000グラムを超えて生まれていました。
「隣は未熟児とかで、1000グラムとか2000グラムの
小さいのがいっぱいで。うちのはでかくてさぁ・・・はははは。」
あははははは・・・と笑い飛ばしてはいたが、その時は、
笑い事ではなかったんだろう。
赤ちゃんは、無事に生まれるもんだ、と思っていた当時の私には、
結構ショッキングな出来事でした。
なにせ、筆まめな彼女が手紙一通、電話一本くれなかったのだから。
「でも入院先が同じ病院でよかったのよ、小児科がしっかりしてたおかげよ。」
「どこで産んだんですか?」
「済生会川口病院だよ。」
「へぇ・・・。設備がいいんだ。それって、昔じゃ助からないんですか?」
「今でも危ない事は危ないみたい。でも体重あったからよかったんだよ。」
「未熟児じゃ駄目だったって事?」
「かもね。」
済生会川口病院・・・・。
ここの小児科が乳児を見ることができる、というのは後日また耳にする事になる。
「羊水が濁る」
こわいなぁ・・・。
この出来事は頭の片隅にしっかり残るのでした。
そして、同じ出来事が私に降りかかった時、
ものすごい不安が、頭をよぎるのでした。
ちなみに、この羊水のんで感染症になって、
という話を聞いていたお義母さん。
「今の人は、変な病気になるんだね。私らの時は聞いたことないよ。」
と、言い捨てていました。
(あなた達の頃じゃ、赤ちゃん自体助かってないでしょ。
だから話題にならないだけだよ)
と、心の中で思っていた私でした。
続く