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感想メールです。

 「こんばんわ。
 フシギ。尽きないですねぇ。ホント。
 前に聞いてた話とかでてくると
 そうそう、そーーなのよねーー
 なんて一人でちょっとコーフンしちゃいます。
 ほんとーーに。
 あとちょっとで世界のヒーローだったのにぃ(笑)
 あ、、、、ちょっとちがう。ヒロインだった。ははは・・・

 またメールしまーす。でわ!」

世界のヒロイン・・・。
ちょっとピンとこないんだけど
でもなぁ・・・。
私利私欲に走ると、当たらないんだよねぇ・・・。
実際、自分のことで当たったのって
何かを忘れたとか遅刻したとか。。。
そんなのばっかだったもんなぁ・・・。
ま、いいや。

 「
>
君のメールの方がなんか怖いんですけど・・・(笑)
 そうかぁ♪おいらのメールが怖いんだね♪
 おいらじゃなくて良かったあああ。 
 感想どぇっすううううう。
 今まで、みつ子さんのこと、霊感の強いおなごじゃと思いよった
 ばってん、実は予知能力者じゃったんやねぇ。
 めりけん語で言うところの”えすぱぁ”ちゅうやつ。
 すげ〜!まかりまちがって、その才能を鍛えたりしとったら、
 ギボアイコさんみたくなってTV出とったかも。
 人工衛星のやつ、おいらも覚えとるばい。
 おいらのあん時まで、人工衛星は、
 ”落ちてこれんもの”だとおもっとったもんね。
 それば、あてんしゃったとは!
 前はすごかったんじゃねぇ。
 ちょっと、もったいない気もするばってん。
 よかったね。
 普通の女の子に戻れて。」

普通の女の子だよねー?
そうだよねー!!!
なのにさぁ・・・。
ってなわけで、不思議体験読んでください。

 

* みっちゃんの不思議体験 *

* ]]Z 

学生の時、よく一緒に写真取って下さい、とかって言われた。
女の子からだったけど、あんまり気にしなかった。

社会人になってから、3年くらいたってたかなぁ・・・。もっとかも。
後輩から食事しませんか?話したいことがあるんです、と誘われた。
思い出してみると、その後輩の誕生月だったはずなので、おごるよ、
と同意しました。

楽しく食事をしてお酒も少しはいったころ・・・。

 「そういえば、何?話って。」
 「・・・。」
 「?」
 「ほんとはわかってるんでしょ?」
 「さっぱり。」

私はクビを振る。
何年も会ってなかったのに、なんで話したいことがわかる?
彼女は黙ってしまう。

 「いいよ、別に。言いたくないなら。」
 「いえ、いいたくないんじゃなくて・・・。」

この押し問答が、なんと1時間近くも続く。
で、彼女はやっと口を開く。

 「・・・好きだったんです。」
 「誰が?」
 「・・・・」

シ−ン・・・。

頭がやっと理解した。
だって、相手は「女の子」だよ。
わかるかよ〜。
相手が「私」だなんて。
ましてや、この話題に入る前、彼氏の話で盛り上がってたのに。

 「あ、そうだったの・・・。でも彼氏できたって・・・。」
 「そうです。できました。で、話したんです。」
 「何を・・・?」
 「先輩のこと・・・。で、きちんとしてこいって・・・。」
 「何を?きちんとするって?」
 「もやもやを・・・。」
 「・・・で、すっきりした?」
 「・・・。」
 「何?」
 「ほんとに気づいてなかったんですか?勘のいい先輩が?」
 「気づくかよ!?」

あとはもうお笑い。
彼女も話してすっきりしたのか、今度は当時のことを話し出す。

 「
×××に・・・。載せたんですよ。気持ち。」
 「え?」
 「先輩が絶対読むだろうと思って。」

×××とは小説とかエッセイとか詩とか載せてる本だった。
ちなみに私、編集に携わっていました。
そりゃ「絶対」読むよねぇ・・・。

 「すいません。ぜんぜん気がつきませんでした。」
 「もう一人、先輩のこと書いてる人いますよ。」
 「え?まだいるの?」

帰り道、話しながらそんなことまで聞いた。
早速家に帰って、
×××を物色。
それらしき文章を見つけ、読み、なんとなく天井を見上げてしまった。

・・・うわぁ・・・恥ずかしい・・・。
赤面しながらも、なんかものすごい「不思議」な気持ちだった。
ある意味、何年も想っててくれたんだよねぇ・・・。
人を想う気持ちって・・・。すごい・・・。
ちなみに昔も今も、髪は長いし、私はどっからみても
男には見えないはずです。
ず〜っと共学だったしさ・・・。
そりゃ、小さくて可愛い女の子好きだけど、好きのレベルが違うし・・・。
女子校だと、この手の話は結構聞くし、そのままはまっちゃってる人も
いるらしいけど・・・。
う〜ん。
難しいねぇ・・・。
告白されても何も出来ないもの・・・。

しかし、もやもやふっきってこいっていう彼氏も・・・すごいかも。
と、後から思ってしまいました。

ある意味、不思議体験だったのでした。

                         続く

さて、次回最終回!!

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