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では感想メールです。

 「お久しぶりでございます。
 毎回、楽しみにしておりますが少々疑問。
 上田さんの霊感は、やまと君には伝わってないのかな?
 女系にしか伝わらないとか?
 (実は、お母さんとかお婆ちゃんとかも、かつて霊感が鋭かったとか...)
 それはさておき、不思議じゃないけど怖い話?をひとつ。
 数年前に野木の林の中を抜ける道を車で走ってた時、道の真ん中に
 首が落ちてまして。よっっく見たらマネキンのだったんだけど、
 ちゃんと起きてこっちを見てたもんだからけっこう驚きました、あの時は。
 昼間だったからまだよかったけど、夜だったら怖かったろうなぁ...
 んで、この間その近くを通った時、畑を見たらマネキンの首だけいくつも棒の上に
 さらし首の様に並んでおりました。
 かかしの替わりなんだろうけど、知らない人が夜、ヘッドランプのなかに見たら
 事故るんじゃないか、あれは。 (
^_^;
 では、今後も涼しくなる様な話、期待しておりますです。」

昔、おばあちゃんとお墓を歩いていて、怖いよ−と言ったら
 「お化けなんか怖くねぇ、怖いのは生きてる人間だ。」
といわれました。小学生だった?(幼稚園かも)私にはよく
意味が分からなかったけど、今更ながら深い・・・と思ったりしたことを
なんだか思い出しました。
大倭ですか?
この話の次は大倭の話が予定されてます。
(みんな聞いてくるタイミングいいなぁ・・・。)
んではもう一通。

 「みっちゃんの実家のお母さんは今でもその予感と言うか予知能力ってあるの?
 同じマンションの友達がこの間金縛りにあったと言うんだけど
 そう言うときってどうしたらいいのかなー?怖くて目が開けられ
 無かったと言ってるの。たまーにあるんだって。何かアドバイス
 あったら教えてね!」

盛り塩。
部屋の四隅に。
お塩は1回天日に干したらもっといいかも。

では続きです。

 

*みっちゃんの不思議体験*

*]\*

お正月。
私が小学6年生の頃だったと思います。
ある朝、弟がいきなりスケートに行きたい!と言い出しました。
4駅先で、さらにバスにのっていく、というスケート場です。
そこに行きたい!というのです。

 「なんだってこんな朝から。」
 「行きたいんだよ、いくんだよ。」

父は取り合ってくれません。
母にいたっては

 「駄目、氷の上は駄目。」
 「そんなの全然理由になってないじゃん。」

これは弟のいうことに一理ある、と思った。
だってスケートやるのに、氷の上以外でどこでやれってのさ。

 「変な夢見たから駄目!」
 「なんだよ〜それ〜。」
 「今日はまだお正月だからやってないよ。」

父が割りこんできた。
母の変な夢なんて、当時はあまり聞いたことがなかった。
だもんで、私達もあまり気にせず、聞き流していた。
やってる、やってないの問答が繰り返される。
確かにあの頃は、スーパーなんかも5日までお休みとかって
ざらだったよね。今は元旦からやってるけどさ。

郷を煮やした弟は、とっととスケート場に電話して聞いてしまった。

 「やってるって。いっていいでしょ??」
 「・・・。」

父も母もこれには脱帽。

仕方なく・・・・。

かくして、私が弟と妹を連れていくという条件で、スケート場に行くことになったのでした。
おぉ!まさか子供だけで行っていいなんて。
初めてのことです。

電車・バスの乗り換えは面倒だけどね。
まいいや。
弟は4年生・妹は1年生。
手間がかかることはないし。
まして乗り物に乗ることを考えたら、弟のほうが得意分野だし。
早速準備をはじめる。

 「氷の上が嫌なのよ。」
 「?」

母が背中をこっちに向けて、マフラーを出しながらポツリといった。
母の言ってる意味が良くわからない。

ま、そんなこんなで出かける準備は整った。

 「いってきま〜す。」

3人で元気よく家をでた。

まさか「ひとすべり」もできずに帰ってくる事になるとは
そのときの私は思いもしなかった。

                               続く

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