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感想メールです。

 「感想です。
 なんか、映像はNHKの道徳の学園物みたいな映像が浮かぶんだが、
 中身は・・・サイキックホラー・・・。
 >果たして次の金曜日。
 >彼女の家に行くことになったのでした。
 っていうナレーションともにとカメラの前を通りすぎて後姿。
 そして、空には、低くたちこめた暗雲(雲の中の雷光つき)。
 って思わず、コマ割りしてますが。
 でも、霊感がない私にとっては、
 まさに、「あなたの知らない世界」です。
 ちなみに、もしかして、忙しい?それとも体調悪い?
 なんか、いつもと読み味が変わったような・・・。
 あ、でも、読み手の心理状態も読み味に影響するか・・・。」

何?今の君心理状態、変なの?

 「みっちゃん、どうも!
 いつも楽しく不思議体験読ませてもらってます。

 それで、瑞穂ちゃんの話で思い出したことが
 ひとつあったのでご報告します。
 この話、前にも話したかもしれないけど・・・。

 それは家の甥っ子裕大君が1歳の時。
 近所の廃車場に向かっていきなり、
 「なんまいがいっぱぁい!なんまーい」
 と手を合わせたのだ。
 ’なんまい’という言葉は、もちろん仏壇やお墓で
 やるものだということを教えてあったし、ちゃんと
 そういう意味で使ったんだと思う。
 でも私にはなんにも見えないし、おそるおそる確認してみた。
 「なんまい様がいるの?いっぱい・・・?」
 そうしたら裕大君てばあどけない笑顔で、
 「うん!」
 と元気よく答えた。

 ・・・一瞬の間があって・・・
 私は裕大君を抱きかかえながら、家までダッシュしたのでした。
 子供には一体どんな世界が見えているのか、不思議ですなぁ。
 んじゃ、いつも楽しみにしているので頑張って執筆して下さいね。
 ばいばい。」

うひゃ−。ほんと小さい子って・・・。
みんな見えてるんだよね、きっと。
忘れちゃうのって不思議・・・。

 「フランスにきて,自由時間がいっぱい。
  で、不思議体験まとめてよみました。
 
 いちばんこわいのは、ともだちを呪ってとたのむ、
 おんなのこの心理です。
 『新耳袋』という怪談集がすきな僕には、「おもしろうございます」
 としか、いえませぬ。
 小泉八雲でも、茶わんのなかにおさむらいの姿がみえて、その人物に
 実際に出会ってという、中断したお話が一番怖い。
 名前のないものは怖い。

 あ、それ単なるポルターガイストね。
 金縛りだからいいか! 
 それは霊障です。御安心ください。
 な〜んだ。死に神だったのか。

 とは、ならないか。」

なるかなぁ・・・。そういう体験多い人はそれで
いいんじゃないですか?多分。
ただ、めったにない人は・・・。
続きです。

 

*みっちゃんの不思議体験*

*]U*

金曜日。
自転車で彼女の家に向かう。
いたって普通の家だ。玄関前に自転車を止めて家に入る。
玄関を入るとすぐ、階段が目の前にあった。

ふと階段の真ん中に「お札」が貼ってあるの目にとまる。

 「あれは?」
 「一応父が貼ってくれました。」
 「それでも駄目?」
 「はい。」

彼女はもう2階のその部屋で一ヶ月以上寝ていないとか。
最近は2階にあがるのも嫌らしい。

 「おじゃまします。」
 「どうぞ。」
 「この上?」
 「あがって、左の部屋です。」
 「一緒に行く?」

彼女は首を振った。
彼女を紹介した後輩も、首を振った。
仕方ない、一人で行くか。
今更ながらよくもまぁ、勇気のあったこと。
私は一人で、階段を上り、部屋の前にたった。
確かに襖の戸がすぐあった。

「ここ?」

指さして聞く。
彼女は首を縦に振り、こっちを見ようともしない。
よっぽど怖い目にあったんだなぁ・・・と思う。
数珠に手を忍ばせて、大きく息を吸い、大きく吐いた。

よし!
いくか。

私は襖の戸に手をかけた。
戸は簡単にあいた。

続く・・・ にしたいんだけど
怒られそうだねぇ・・・。
もう少し打ちます。下まで見てね。

                       
                             
       
      
      
        
襖の戸を思いっきり開ける。
確かにだれも人が入っていないせいか、空気がよどんでいる。
数珠を持つ手に力が入る。

とにかく部屋に入る。
一歩踏み込んだ瞬間。
後ろから、頭に「声」が響いてきた。


”なにしに来た!”

振り向いた私の目に映ったものは、大きな

普通の3倍はあろうかと思える、大きな顔というか首から上の物体。
その首もどきが、私の後ろから前に飛んで、そして消えた。

びびった。しょっぱなからこれかい?
冷や汗が出る。
そのまま部屋の中央まで行って、座る。
確かに「何か」いる。
彼女の妄想では無いことは断言してあげよう。

数珠を取り出し、瞑想する。
出るわ出るわ、さっきの首もどきだけではない。
部屋中飛び回っている。その中でひときわグルグル回ってるのが
最初にでた首(顔?)だった。
しかし・・・お化け屋敷状態だ。

この部屋で寝てたら、気も変になるわなぁ・・・
と思いながら、部屋を出る。そうそう、もちろん返事もしてやった。
何しに来た?って聞かれたんで
あんた達を見に来たのよ!って(笑)
不思議と怖くはなかった。
かれこれ部屋にいたのは、10分位だっただろうか。

階段から下りてきた私を、青い顔して見ていた彼女。

 「いたよ、首が飛んできた。」
 「!」

彼女はその場で、泣き出してしまった。

 「そうなんです、首が飛ぶんです。でも誰も信じてくれないんです。」
 「大きな顔のね。あれが一番うるさいや。とにかく話そう。あの部屋以外でね。」
 「はい。こっちの部屋でよかったら・・・。」
 「この部屋、真下だね。」
 「はい。今私ここで寝てるんです。」
 「・・・。」

その部屋は仏間だった。
例の「お兄さん」がまつられている部屋だ。

                  ほんとに  続く

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