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感想メールです。

 「感想・・・・・・・・・です。
 血・血・血筋じゃぁ・・・。血はあらそえん。
 あの子もその内、「タロット少女」になったりして・・・。
 んでもって、将来、不思議体験をもとに物書きになったりして・・・。
 うううん。そういや、以前会社の同僚が出来ちゃった結婚ってか、
 生まれちゃった入籍したとき、ガキをみて、「自分のクローンが出来た。」
 と言っていたが・・・・。
 でもまぁ、怖い話やだけど、今回は臨場感が違う。文の流れが違う。
 子供が出てくるせいかもしれんが、描写が巧いよ。
 あと、上田が怖くなるんで言うなって言うときの顔を想像してしまった。
 次回も楽しみにってぇか
,おじいさんの正体は・・・・・。」

私にもわかりません。
誰だったんでしょうねぇ・・・。

 「こんにちは
 ちょっと・・・瑞穂ちゃんったら見えちゃうんですかー?
 今でも見えるの?奥様は魔女のタバサちゃんも魔法が使えるから、
やっぱりみっちゃんの子瑞穂ちゃんは霊感あるって事かしら?
で、今はどうなの?変な事言ったりしてるの?」

今はさっぱり言いません。
瑞穂はあれっきりです。
で、もう一通。

 「で、感想。きっとみつこさんも小さい時、同じ事親に言っていたんでしょうねぇ〜。
 そうすると、小学校中学年位になると占いとか、やるんでしょうかねぇ〜。
 自分はこの世のものでないものって見た事有りません。
 (有るのかもしれないけど、自覚してないのでなしです。)
 なので、「自分で見えないものほど怖い」とゆう感覚が解りません。
 見える方が怖いような気がするのですが・・・?
 変な感想になってしまいました。」

言ってたらしい。私も(笑)
見えてたのが見えなくなって、それがどういったものかわかってて
そこにいるって言われたら・・・怖かったですよ〜・・・。

では、新しいお話です。

    

*みっちゃんの不思議体験*
*]*

高校3年の時のこと。
霊感少女みっちゃんは、学校でかなり有名人だった。
といっても、占い程度の事しか、基本的にやっていなかったのだが。
占いくらいなら、結構やってる子は他にもいたのだが、私の占いはその際に、
頭に浮かんだことを、ぽんぽん言っていくという「おまけ」があった。
その「おまけ」が、結構いろいろあたってて、評判に拍車を掛けていたようだった。
そんな中、またまた「相談者」が現れた。

これがまた困った相談だったのだ。
恋愛占いとかなら、いくらでもひきうけたのだが、中学の時の
「死に神」以来、霊がらみの相談は控えていた。
人の生き死にに、関わりたくなかったから。
もう懲りていた。
生き死には神様にお任せしたい。

なのに今回は完全に「占い」して下さいではなく、最初から

「霊を見て下さい」だったのだ。

 「嫌だよ。そういうのはもうやらないの。」
 「そんなこと言わずに。ね!いいでしょ??」

後輩は強引に相談者を連れてきた。
もう夜も寝られないんです、と泣きつく相談者に、
連れてきた後輩の顔をつぶさないためにも、重い腰を上げざるをえなかった。
その子を見る限り、なんの変哲もない普通の子だった。
変な物にも憑かれていないようだ。
思春期にありがちな霊的ではない「金縛り」とかなのかな?
と思い聞いてみるが違うという。

 「違うんです。金縛りもあるけど・・・。」
 「・・・・?」

彼女はそれ以上言いたがらなかった。
目をつぶり、瞑想してみる。
男の人がいる。
高校生位の男の子。
彼女を守っているようだ。

 「男の子が見えるよ。高校生位の。」
 「え・・・。」

その反応がちょっと気になり、目を開ける。

 「心あたりあるの?」
 「・・・多分お兄ちゃんです。」
 「お兄ちゃん?だって、まだ若いよ。」
 「死んでるんです。高校の時・・・。」

若くして死んでる・・・。
そんでもって、妹を守ってる?
私はまた、なんだか変な事に巻き込まれるんじゃないかなぁ・・・
と思いながら、瞑想を続けた。

                                続く

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