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このファイル1を打ち出したその日、一通の葉書が来た。
?と見ると、住居表示変更のお知らせだった。
それもこの話のA子さんから・・・。
結婚したときだって、葉書一枚こなかったのに、何を思い出したか、
こんな葉書が来るとは・・・。
それとも彼女が思いだしたのを私が感じて、彼女の話を第1話にもってきたのか・・・?
なんとも不思議だなぁ・・・と思ったのでした。
では感想メールです。

 「みっちゃんの怖い話、すすんできてますね〜。
  特に今回の話は、先が気になって気になってしょうがない!!
  どうなっちゃうの〜?じらさないで教えて〜。
  見える人はみえるんですねぇ。
  そういうもんか〜。私には、どんな人が付いてるんだろう?
  かなり気になってしまう・・・・・・・・。
  でも、死神とか付いてたら怖いから、見てもらうのも怖いなぁ。
  う〜ん。。。。。。。。」

死に神ってもんがいてついてたら、それこそ危ういではありませんか(笑)
でもきっと誰かに守ってもらってますよ。

 「 みつこさんて。
 学生んときからまぁすごいことしてたんすねぇ。。。
 前に聞いたあのお話(2階でぐるぐるのやつ)もたしか高校生んとき・・・
  (いつかきっと出て来てくれることでしょう。楽しみ。)
 で、今回も。続きが楽しみ♪
 「楽しみ」なんて言えるお話ではないんだろうけど
 過去の話だからまあいいでしょう。
 あーそれにしてももうちっと長くしてほしいなぁ。一回分。
 えーーもう〜〜〜〜!?
 てな感じで終わっちゃう。
 書く方のことも考えろ!とかいわれそうだけど(笑)」

高校の時の2階で・・・ってのは出てきます。
ちょうど今打ってるところです(笑)
タイミングがいいっていうか、なんていうか、不思議ですねぇ・・・。

 「Zのかんそーです。おねぇさんにオハライたのむってことは、
 当時から、常人とは違うと思われてんだねぇ。
 あ、でも俺がその立場でも、やっぱりとりあえず頼むだろうなぁ。
 そんで、お宅のご先祖様方、むちゃくちゃ強そう・・・。
 なんか、”霊界大戦争”ってタイトル浮かんじゃった。
 っておふざけはそこそこにして・・・。
 今回はなんか、怖い話読んでるって感じじゃなくて、1980年代に流行った
 SFファンタジー&学園系の邦画を見てるような。そんな錯覚にとらわれました。
 膨らませれば、超能力ものシナリオが出来そう。
 いつもながら、すごくヴィジュアルな文章がいい感じです。
 次回も期待してます。」

いつからあんたの「おねぇさん」になったのさ(笑)
霊界大戦争って何よ、なんか、怪しい小説のタイトルみたいじゃないの!!
まったく−−!でもほめられてるからいいや。

では続きです。

 

*みっちゃんの不思議体験*

*[*

お払いしなきゃ。
西新井大師にでも行けばいいのに・・・。
一応プロなんだからさ・・・。
と思いながらも、若さゆえなんか頼まれた事が、えらくいい気分だった。
全く、困った若者だ。
仕方ないかぁ・・・。
世紀末でその手の本がバンバン売れてて、自分は見えてるし
みんなに祭り上げられたら、13歳のガキは舞い上がっちゃうよねぇ・・・。
今ならお馬鹿!!自分を戒められるんだけどねぇ・・・。

彼女の頭の上から変なのが消えたので、おぉ、うまくいった!と勝手に思っていた。
あとは1ヶ月以内に何もなければ・・・。

1ヶ月っていうのは、私が勝手に思ってたこと。
ただなんとなく、ほんとうにただなんとなくそう思っていた。

そして、忘れもしない4月8日。
一本の電話が私に入る。それは、彼女の妹からだった。

 「今病院なの。都内の・・・。」
 「なんで都内の・・・?」

 
お兄ちゃんが・・・危篤なの。」

頭をハンマーで殴られた気がした。
彼女は学校を休むと伝えて、と言って電話を切った。
危篤・・・。
頭によぎるのは「あのこと」。
身近な人が、代わりに・・・・。
自分で言った言葉だ。
だけど、ほんとに・・・。

お兄さんはその日、21歳という若さでこの世を去っていきました。

後日談として、彼女が私に言った言葉。

「お兄ちゃんが連れていってくれたんだよね。」

脳腫瘍・・・。
手遅れという診断だったそうですが、もう少し「もつ」診断だったと
あとから聞きました。

彼女はきっと今でも、お兄ちゃんが「死に神」を連れていって
くれたんだと信じているんでしょう・・・。
果たしてそうなのか・・・。
人が一人去っていったことで、私の気持ちは晴れませんでした。

このお話はこれでおしまいです。
でも不思議体験はまだまだ続きます。

                                      続く

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